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2018年10月05日23:55

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宇治十帖-宇治めぐり(01)

急な用事で大阪に行くことになった。
帰りの新幹線の指定席を取ろうとしていて、ふと思った。
せっかくだから、京都にでも寄ってみようか?
源氏物語には興味を持っていたが、旅行というものには余り興味がなく、京都に行ったのは高校の修学旅行のときと社会人になったからの研修のときくらいだ。もう四半世紀くらいご無沙汰している。

しかし、京都に行くよりも宇治の方に行ってみようかとも思った。
京都には、この先にも行く機会があるかも知れないが、宇治には、行く気にならなければ行けないだろう。それと、最近は「宇治十帖」にも興味を持っていた。あの独特の雰囲気を持った作品は、どのような土地柄をモデルとしているのか。一度、見てみるのも悪くないと思った。

調べてみると、宇治だけでも見るべきところは色々とあるようだ。どうせなら京都に一泊して宇治と京都の両方を見てみようかと思ったのが、三連休の1週間前。京都のホテルなどを調べてみるが、手ごろなところは予約できない。一泊2万円以上もするところか、4千円程度で「2段ベッド4人部屋」というようなところしかない。
こちらは山小屋のザコ寝にも慣れている身ではあるが、若者が多いであろう宿泊施設に仕事がえりのオヤジが入り込むのは気が引ける。

では、宇治はどうか。
こちらも、宇治駅に近いホテルなどは満室ばかりだ。「宇治橋のたもとから川辺を眺める、贅沢な和みの空間。」などという宣伝文句には惹かれるが、空きが無いのでは仕方が無い。
色々なサイトを調べているうちに、やっと素泊まりで7千円ほどの旅館が見つかった。「塔見茶屋」というところで、宇治駅からは遠いが、平等院などの観光地には近いところにある。ほかに選択肢も見つからず、ここに決めた。

大阪から宇治への交通としては、JRと京阪線があるが、京阪線の方が旅館にも近いようなので、そちらで行くことにした。
淀屋橋駅から「出町柳」行きの急行に乗る。
COMFORT SALOON 3000 SERIESという、なかなかシャレた電車だった。
中書島(ちゅうしょじま)駅で乗り換え、いよいよ宇治駅に到着。

駅前の交差点に出ると、人力車がいた。
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宇治川の右岸(東側)を上流(南)に向かって歩く。
右岸から川の中に浮かぶ「橘島」に渡る「朝霧橋」の東詰に、「宇治十帖」のモニュメントがある。これは、宇治川に浮かぶ船に乗った「浮舟」と「匂宮」の像。
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朝霧橋を渡ると、橘橋に「宇治川先陣の碑」がある。
ハズだったが、工事のために見ることが出来なかった。
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更に喜撰橋を渡って宇治川の左岸(西側)に至ると、目の前に宿泊先の「塔見茶屋」があった。ここで大きな荷物を置かせてもらい、いよいよ宇治十帖を巡る旅に出る。
果たして、日没までに十帖を巡ることが出来るだろうか。

(つづくと思います。)

◆源氏物語「宇治十帖」古跡(宇治十帖モニュメント)
https://www.city.uji.kyoto.jp/cmsfiles/contents/0000014/14546/4.pdf
http://www.geocities.jp/kakitutei_pickup/genji/uji10jyou.html

◆旅館 塔見茶屋
http://www.tohmi.com/sp/access.html
(じゃらん)
https://www.jalan.net/yad376504/
(京都の安い宿)
http://www.kyo-yado.com/ryokan/tohmicyaya.html

◆京阪電鉄 3000系(COMFORT SALOON)
https://ameblo.jp/tinpen289xyz/entry-12301435466.html
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