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2015年08月24日22:35

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吉野朔実と春日武彦

古本屋でぶらぶらとしていたら、
『心の闇に魔物は棲むか 異常犯罪の解剖学』
という本の背表紙に目が留まった。

春日武彦という人が書いた本だった。

専門外でもあるし買うまでのこともないだろうから、まずは図書館で探して借りてみよう。
と思った。

ネットで調べてみると、僕が思っていたよりも有名人で、著作も多いようだった。
驚いたのは、ウィキペディアに

「漫画家の吉野朔実、歌人の穂村弘と親しい。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E6%97%A5%E6%AD%A6%E5%BD%A6

と書かれていたこと。

吉野朔実のマンガには精神医療にかかわるような内容のものが多い。
「恋愛的瞬間」のように、精神科医が主人公となっているシリーズ物のマンガもある。
というわけで、彼女の描くマンガの背後には、相当の精神医学に関する知識があるとは思っていた。
その一端(あるいは多く)は、春日武彦との交流によるものかも知れない。

というわけで、春日武彦の著作に対する関心は高まってしまったのだが、色々と読まなければならない本が多くて、いつになったら手が出せるのかは分からない……。

■対談 内田樹×春日武彦「中腰で待つ援助論 ――時が流れ出し,ケアがはじまる」
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n2613dir/n2613_01.htm
■精神科医 春日武彦さん スペシャルインタビュー
http://salitote.jp/people/interview007-1.html

■春日武彦の著作(一部)
『ロマンティックな狂気は存在するか 狂気伝説の解体学』大和書房 1993
 のち新潮OH!文庫
『私はなぜ狂わずにいるのか』大和書房 1994
 「私たちはなぜ狂わずにいるのか」と改題、新潮OH!文庫
『心の闇に魔物は棲むか 異常犯罪の解剖学』大和書房 1996
 のち光文社知恵の森文庫 
『ザ・ストーカー 愛が狂気に変わるとき』祥伝社 1997
 「屈折愛」と改題、文春文庫
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