「サヨナラ」を言った瞬間自分の気持ちを知ったいや思い知らされたと言うべきか目頭に籠もった熱まるで導火線に灯った微かな炎(なんて無力なんだ）何も伝えられなかった積年の想いの丈と口から出たセリフの差額支払いきれない負債真っ赤な数字の羅列となって

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踏切に立つ夕暮れスズメバチ色のバーが僕を押し止めている(早く詩を書きたい)明滅するLED(コトバが脳内で熱くなりすぎて火傷しそうだ）電車の音はまだやって来ない(早くしてくれコトバが冷めてしまう）後続する人の群(詩は脳内から出さないと実在できないもの

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蝉の命は短い略してセミショート世界一危険な安全ピン政界の正解は政府の反対でアウトなのだ正しくは『エアー泥鰌すくい』今マリオでいうとstage何の何？じゃあムカデなら五十本足打法？パセリが皿の隅で感じている屈辱満開の桜がピンクの爆風見えたゾウリム

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『恒河沙』 漢字ではそう記します 「恒河」とはガンジス川のことで 「沙」は砂の意です つまり「ガンジス川の砂の数」 つまりつまり「とてつもない量」を表す数字ですでもそんな数字を用いても 僕の気持ちには足りません だから新たな数字を考えました 『銀河

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（白いとこだけ踏んで渡らないと世界は滅びる） 　そう自分に警告しながら横断歩道を渡っている。通勤の行き帰りも、ちょっとコンビニにへ行くときも、どんなに遠いの旅行先でも。それこそ海外でも。とにかく僕は、横断歩道の白いところだけを踏んで渡ってき

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当たりがでたらもう一本「当たりまえが」でたら僕は君を思い出す側にいるのが当たり前だった君今はもういない当たり前のことに気付けなかった報い当たり前のように僕は孤独になり当たり前のように君を懐かしみ当たり前のように後悔している街路樹の脇に棒を突

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夜が老けてゆく私を道連れにして

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「はい、フロントです」「ちょっといいかしら？」「はい、お伺いします」「私、こらのホテルをホームページを見て予約したんだけど……」「はい」「ホームページには『アメニティグッズが充実しています』って書いてあるわよね」「えー、あ、はい」「ちょっと

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　一人でいる時間が多かった、僕はよく蟻を見ていた。公園ではなく、空き地、「群れからはぐれた一匹の少年が、蟻の群れの整然さを観察している」の図。 　その日も一人、多分夏休みだったと思う。蟻の行列を観察していた。蟻の一匹一匹の気持ちが知りたかっ

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こころはころがるころころころがるだってこころにはころが付いているからねちなみに「こ」は「個」であり「孤」「こ」は存在の最小単位その下に「ころ」がついているのは何処かへところがってゆくため何処へころがってゆくのか？自分でない誰かのもとへまある

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カウンターに突っ伏した男の肘が徳利にこつんと当たった。店主は、苦々しい表情を隠すことなく、徳利をそっと持ち上げてカウンターの内側に引き込む。「お客さん、お客さんっ！すいませんがそろろそ閉店のお時間なので」「 ん？あ……ああがぁって？」「い

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　永遠という概念の実在する可能性に想いを馳せる。　夜明け前の港、缶コーヒーの空き缶にタバコの灰を落とす。足元、コンクリの上にイカスミのあとがのたくっている。ほの苦い溜め息、かろうじて白を留め、寒暗とした大気にさっ溶け透明になる。この陳腐なハ

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枕の上で涙腺が孤独と殺し合いをしている夜が孤独に加勢涙腺が後ずさるデジタルの点光源が明滅している私を突き放すように私が傷つかなければあの人は笑わない私の傷が深ければ深いほどあの人は陽気になる最も理解して欲しいと願う人が最も私を誤解している現

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「オーストラリアのエアーズロックは地球のへそと呼ばれるらしい」僕はふつふつと湧き上がる疑問に思わず箸を止めもしゃもしゃしながら眼前に直径20cmの地球を浮かべ箸で宙を指しながら呟くじゃあ頭のてっぺんが北極足のさきっちょが南極さしずめ北半球が上半

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「好きだよ」ってキミが送ってきたボクは慎重に画面に指滑らせてドラッグする「好きだよ」コピーして貼り付けずぼらかました訳じゃないキミと同じだよってこと強く思っただけ明日の朝キミに会ったらこの想い唇に宿しキミの頬に貼り付けようコピペできるかな？

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　急募！ 　年齢３０〜５０歳、アメリカ国籍を有するイタリア系男性で、以下の条件に当てはまる方を募集しています。 ・素早くジャンプ、ダッシュのできる方 ・茸を食べた後、体が大きくなる体質の方 ・３回まで死んでも大丈夫な方 ◆主な仕事内容 　亀を踏み

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