二週間ほど前、ハルキストには見過ごせないブログに出会った。 書いた人物は一九七〇年代に学生時代を国分寺で過ごしたらしいのだが、村上春樹さんが経営していたジャズバーの常連となり、のちにそこで店員のバイトをやり、さらに村上さんに頼まれて引っ越
モジョの常連客にとって「こんな共演があり得るのか」と疑いたくほどの信じがたいライブだった。・元スイボクのメンバーが5月から始めた「Cabbage&Burdock」・今回のためのユニット「塚本功&ハッチーハッチェル」・ザ・たこさん コース料理に例えるなら
今日はモジョの満十歳の誕生日である。 ぼくは十年のうち四年の月日を楽しませていただいた。もう四年も経つのかと感慨深い。 一年前のミクシィ日記「モジョ九周年」を読み返してみたら、「三年間で224回行った」という記述があった。ぼくはレコーディ
毎年今の時期、ぼくの最大の楽しみはスーパーや公共施設などに飾られた「願いごと」を鑑賞することである。いい趣味とは言えないが。 今年は「設計図を書く人になりたい」とか「ようふくをうる人になりたい」といった、現実をよく見ていると思われるものが
モジョで開催する映画上映会だから『モジョウエイカイ』と銘打たれたイベント。 店のスタッフの川島田さんはフリーで活躍する女優でもあり、「シネマ健康会」というユニットにも所属している。今回はその「シネマ健康会」作品、『ナイランド〜なくし者賛歌
ぼくが朝活するために通っている大手町のカフェは、サッカーW杯期間中、大型テレビを設置している。日本戦に限らず何かしらの試合中継をしているので、外国人が多く訪れるこの店内に、毎朝悲鳴なり歓喜なりが鳴り響いている。 今朝は日本対ギリシャ戦。
またかと呆れられそうだが、夢を見るかどうかは自分ではコントロールできないし、夢を見たときはここに記すと決めているので仕方がない。 ここ十年ほどときどき見るのだが、空を飛んでいる夢だった。 低空飛行ではない。雲ひとつない青空の下、かなり深い
またまた夢を見た。こんなに見るなんて、本当に、どうかしてしまったのだろうか。 ぼくの会社には一年ばかり休職している二十八歳の既婚の男がいるのだが、その男が結局会社を辞めることになったという夢だった― ぼくと彼は港にいる。 桟橋で彼が「お世
どうしたことだろう、また夢を見た。 ぼくは野球好きの仲間二人とともに球場でプロ野球観戦をしている。バックネット裏の非常に良い席だ(現実にはそんな良い席で観戦したことはない)。 阪神のサウスポーの投手が投げる。 スローカーブを投げようとした
毎年六月八日になると思い出すことがある。 今から三十八年前、昭和五十一年の六月八日のことである。 そのときすでに熱狂的なプロ野球ファン、というより当時はジャイアンツファンだった中学一年生のぼくは、その日もテレビ放送終了後のラジオ中継を聞い
まったく、すごい夢を見てしまったものだ。友人と二人でディオ・ブランドーを倒そうとする夢だったのだ。(今回の日記は、『ジョジョの奇妙な冒険』を知らない人にはチンプンカンプンです。あしからず。) ぼくたち二人はスタンド使いではない。まともに戦
最後に会ったのが二十四歳のときという友人が夢に登場した。 その男とは学生時代、よく一緒に遊んだ。映画をいくつも観たし、同じバイトもしたし、よく飲んだ。いつだったか、ふとそいつのことを思い出してヤフーやグーグルで名前を検索したこともある。だ
昨年の春、京都大学で「河合隼雄物語賞・学芸賞創設記念」として開催された「村上春樹公開インタビュー in 京都−魂を観る、魂を書く−」に参加するためのネット抽選にハズれた。 それから一年以上経つというのに、先週、主催者から応募者全員に対してメー
一回、先頭バッターが糸を引くようなセンター前ヒットを放ち、二番バッターが難なく犠牲バントを決め、三番バッターがヒットでランナーを返し、四番がホームランで仕上げる。かつてのライオンズでは珍しくなかったこういうシーンが今日は見られた。 しかし
昨日の日記に書いた「プロ野球 不滅のスーパースター」に、個人情報の取り扱いに厳しい現代では考えられない記事があった。このムックが発売になった一九八一年当時のスター選手の住宅事情が紹介されているのだ。外観写真はもとより、宅地面積、間取り、購
ぼくは故・海老沢泰久氏の大ファンなのだが、五十九歳の若さで急逝してしてから五年近く経つ今も、未読作品がないかを定期的にインターネットで調べている。 ただ、これだけ月日が経つと、さすがに未読作品を発掘できることは滅多にない。というより、皆無
日帰りで御岳山に行った。 山頂付近まで行くケーブルカーの乗り口にある駐車場まで、家から一時間の近さには我ながらおどろいた。一般道のみでである。 ケーブルカーを降りてからは山頂にある武蔵御嶽神社を目指して約四十分。山だから多少の起伏はある
久しぶりに見た夢は不吉だった。 書くのをためらったが、夢を見たときはここに記すことにしているので、やはり書くことにする。 ぼくは戦地にいる。最前線ではないが、戦闘地近くのどこかの建物の中のようだ。廃墟と化したどこかの街のビルかもしれない。
丸ノ内にあるサルバドルというカフェで上演されている朝劇『彼女は誰のもの?』を観劇。 朝劇は昨秋以来、二度目である。サラダ、スープ、パン、コーヒーというモーニング・セットが付いて二五〇〇円の舞台。前回は観客は二十人ほどだったが、今回は十二
身びいきの激しいぼくは地元ライオンズを応援しているのだが、観戦三試合目にしてやっと初勝利を上げた。過去二試合は、勝つチャンスが何度もありながら、いずれも一対二で敗れるというストレスの溜まる負け方だった。それが今日は四対一の快勝。小刻みな
三谷幸喜さんの新作舞台『酒と涙とジキルとハイド』は、ここ数年の三谷作品に見受けられる「重み」から解き放たれた、純粋なる喜劇だった。「重み」とは、『90ミニッツ』における宗教問題や『国民の映画』におけるユダヤ人迫害のくだり、『ホロヴィッツと
登山仲間四人で、栃木県鹿沼周辺に日帰りでアウトドアに行ってきた。渓流釣りと山菜採りが目的である。 四人は二十年以上の長きにわたり山の苦楽を分かち合ったメンバーであり、「月夜の会」と名乗っている(尾瀬でツキヨダケという毒キノコを食べてし
梅津和時。日本を代表するサックス、クラリネット奏者。 これまで梅津さんの演奏はモジョで三度観てきたが、すべて飛び入りだった。思いがけない飛び入りにそのときのライブは一気にヒートアップしたものだが、そういう体験から、できれば長い時間、きっ
今月から消費税が5パーセントから8パーセントに上がった。 ぼくの実感としてはズシリと重い。たぶん、表示価格の「税込」と「税抜」の差だろう。 たとえば今までだったら、4200円のシステム手帳を買おうと思ったら、それは「税込」表示が普通だった
昨年の今ごろにもお知らせいたしましたが、今年もネスレのショート・フィルム映画祭、「オウチ映画館」が開催されています。会員登録をすれば(無料)、アメリカ、スイス、ブラジル、コロンビア、オランダ、イタリア、韓国、メキシコ、ロシア、日本の短編映
活字離れが懸念されるようになって久しいが、本が売れなくなるとどうなるか? ぼくはこれまで「書店経営が難しくなったこと」と「筆一本で食べていける専業作家が壊滅的に減ったこと」くらいしか思い浮かばなかった。 それが最近、他の現象を知るに至った
昨日から消費税が5パーセントから8パーセントに上がった。 必然的に物の値段が上がるなか、ぼくが毎朝行くコーヒーショップでは、230円のブレンドコーヒーが、据え置きどころか200円に下がった。薄利多売で行くらしい。 単なる客であるぼくにはう
もうすぐ発行される新刊『女のいない男たち』にワクワクしているファンは多いと思うが、ハルキストにはこんなのも楽しいんじゃないかな、という情報です。 筋金入りのヤクルトスワローズ・ファンの村上さんは、ファンクラブ公認の「名誉会員」でもある。そ
昨日、西武ドームに開幕戦を観に行ったが、プロ野球の開幕戦を観戦するのは五度目である。 最初は昭和五十二年の後楽園球場。東京ドームではなく後楽園球場である。長嶋巨人三年目の年で、一年目の最下位をはねのけてリーグ優勝を果たした二年目の翌年であ