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2013年11月06日22:18

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后の位も何にかはせむ

先週の土曜日、三田に行ったついでに、短時間だけれど神田神保町を歩いた。
古本市をやっていた。
しかし、時間が無かったのと小雨交じりだったので、あまりジックリとは見て歩けなかったけれど、それは
「お財布にはやさしい」
ことであった(笑)。

八木書店で
『和歌威徳・和歌徳物語』(古典文庫402)
を買った。300円。

菅原孝標女が念願の『源氏物語』を入手して思うだけ読むことができた喜びを

「后の位も何にかはせむ」(皇后様の地位に就くよりも嬉しい)

と『更級日記』の中で書いていたけれど、平成の皇后様は

「学生のころよく通った神田や神保町の古本屋さんに行き、もう一度長い時間をかけて本の立ち読みをしてみたい」

とおっしゃったことがあったとのこと。

神保町を自由に歩けるのは、文字通り「后の位も何にかはせむ」なんだね。
平民に生まれてよかった(笑)。

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■天皇皇后両陛下の記者会見(平成19年5月14日)
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/gaikoku/gaikoku-h19-europe.html
「問5 天皇皇后両陛下に伺います。ウィリアム・シェークスピアの作品「ヘンリー5世」の中で,国王が普通の人に成りすまして,市民の考えや感情を理解するために,その中に入っていくという有名な場面があります。もし,両陛下が,お供の方も,警護の方もなしに,ご身分を隠して一日を過ごす事ができるとしましたら,それぞれどちらにお出かけになろうと思われますか,また,何をなさりたいですか。」
[皇后陛下]
「学生のころよく通った神田や神保町の古本屋さんに行き,もう一度長い時間をかけて本の立ち読みをしてみたいと思います。」

■皇后さまのおことばに感動広がる
http://news.livedoor.com/article/detail/8223286/
http://www.j-cast.com/2013/11/05188092.html?p=2

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