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2025年12月30日08:31

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年末です、発表:自薦 ベストテン原稿

 今年からこのページを開いています。
 お付き合いいただきありがとうございます。

 今年はじめて7ヵ月、ちょうど90本の原稿を投稿しました。あきない男です。
 実際の運営は身内の者(息子)がやっていて、ぼくは原稿を書くだけなのですが、それにしてもクドイ。言わばストーカー。以前からのページ(ミクシーなど)と合わせると500は優に超えています。

 で、まあ、今年の自薦原稿です。なんってことはない、すーっと来年になれば鼻も引っ掛けられない原稿、言わばお蔵になるわけですから、最後の一灯を期待してのピックアップです。いきまーす。ぼくの自薦文も好意的に読んでいただけると、ありがたいです。


一位 「桐谷さーん、どちらへ、お出かけですかー」�ァ.汽茱淵蕁◆嵳射曚離�ンマン」  (11月)

 自分で言うのもなんですが、名作です。桐谷さーんとお父さんの関係を「夕陽のガンマン」の世界に仕上げたのは美しい。お父さんも地方の将棋の強豪で、言わば「勝負に生きてきた人」。ほとんど泣き言のない、無言でいてやさしい男の世界が再現されています。嘘だと思ったら読んでください。


二位 長嶋茂雄と「家」文化。  (6月)

 ぼくは長島さんにあんまり好感を持っていなかったんです。(女の子しかサインをしないせいです)。じっくり書いたんですねぇ、すると戦後社会が「会社」という新しい家社会にカタチを変えていく過程がアリアリとして面白かった。
「時と場所を自在に扱う空飛ぶ日本人、長嶋茂雄」。
 これを書くまで空飛ぶ日本人とは思っていなかった。書いてみると、なるほどです。


三位 【昭和の落語家たち 13 金原亭馬生】行き着くと、鰍沢。  (12月)

 これはねぇ、ぼくの長い落語体験の中で一番はなにか、こう頭をぐるっと巡らすと、馬生「鰍沢」となるのですね。ではなにが良いのかといえば気分です。キリリとしたやりとり。受け答え。伝え辛いのだけど、江戸期に人はどんな様子で生きていたのか。ヒタヒタと迫ってくるようです。文中に出ては来ませんが、奴江戸平のような男が鉄砲を抱えて出てきます。


四位 【昭和の落語家たち 4 林家正蔵】チョコレートの種。  (7月)

 落語というのは技術じゃないなあ、と教えてくれる話です。じゃあ、なに。人柄です。上手いかどうかとと言えば「お前(めぇ)な〜あ〜」と木久蔵(木久扇)が演るように声が縮緬のように震え、聴くのさえ厄介だ。けれど、あたしゃねぇ、この人の口跡(こうせき)が忘れられない。ホントの年寄りってのは、こういう話し方、声なんだ。と、もう肩入れしてしまうのです。落語シリーズ13本中1位人気の原稿です。


五位 父の陽炎。ー「小説・藤圭子」 37ー  (9月)

 北海道に暮らす親子が、新潟まで巡業(と言うより徒歩行脚)に出ます。あてはない。しかし新潟は、流れ瞽女の土地。なんとか食わしてもらえるだろう。必死の行路。その様子を読み取ってもらえたのか、残念で、残念で。ライフワークになればと思っていた「小説・藤圭子」は51話で完結(令和6年7月)。最後の最後に藤圭子は、「ある事情」で管理されていた。それだけでも伝えたいのだが、うまくいかないなあ。


六位 自民党に玉はない。  (7月)

 石破降ろしの最中、何本も原稿を書きましたが、結局「自民党に玉はない」の1行を超えるものは出てこなかった気がしますね。訳せば「いまの自民党に総理の人材はいない」ということですが、あそこでの無理がたたってか、いままさに自民党の断末魔のような様相がのたうっています。「自民党に玉はない」の1行は、ほぼこの半年を1行で捉えきっています。


七位 サッちゃんが目指す、 タイムズ核武装。  (12月)

 予測記事としての「サッちゃんシリーズ」は、かなりのというよりほぼほぼ的中記事が続いていたと思います。あの恋歌もです。実にまずいなあ。で、サッちゃんの突撃にしきずられていよいよ核武装まで来ました。ここまでくると、「これは大事(おおごと)」であることが身に染みます。サッちゃんは「役者ゃ、のおー」、その猛烈感、とうに日常性を超えている。


八位 【昭和の落語家たち 7 柳家小三治】小三治、恋しい12月。  (8月)

 粗忽長屋、あの兄弟分の二人の掛け合い。柳家ならではの調子、小三治は登場人物さながらの人間に成り下がって、全くの名調子でした。エライなあ。中で「俺のこと悪く言うな」は、ぼくが子供時代聞いたと思うのですが、思わずこんがらかるほどのなんとも絶妙感のあるセリフ(で入れ込みました)。この軽快な、人の面白みこそが柳家です。


九位 懐手の、松本清張。  (7月)

 奥の部屋から松本清張が出てきたのは、びっくりした。そして、あの風貌。ぼくは物書きになりたいと思っていたのだけど、「その道は遠いなあ」と嘆息しきりでした。「先生、お一人で書いておられるんですか」、「他に誰がいる」。はい、わかりました。懐手の中の手の数の描写、今でも気に入っています。


十位 あのー、新浪氏の退陣、4月に予測していました。  (9月)

 新浪氏がフジ擁護のコメントを力説しているのを見て「あー、この人、退陣だ」と思ったのですね。見た瞬間です。ぼくならではの独特の霊感。この他にも参院選的中の予測原稿「ドンピシャリ」とか的中シリーズは何本もあるのですが、中でその代表です。


 正直、申しまして(恥ずかしながらかな)、どれも良い原稿揃いです。
 短い文にしてありますので、端折っているところが多くあります。自薦文と突き合わせながら読んでいただくと少し原稿の深度が増すかと思います。

 よろしくお願いします。


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