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日記一覧

ぼくの、17年前。
2023年06月30日16:43

 ここで何本に一本か、ちょうど新原稿の間に櫛の歯のように再掲載原稿をアップさせてもらっています。そうしているのは、自分で読み返してみて「よく書けているじゃないか。もう一度、読んでもらいたいな」というのが素直な気持ちです。 文章の中には17年前

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◯2006年11月24日の日記再掲載「さあ、どうやってこのカラダを食わせてていこうか」 馬場庄平が、ジャイアンツを自由契約になってまず頭をかすめたのは、生きていくための3倍飯をどうするかだった。 居候の3杯飯のまちがいではない、人の3倍は食う3倍飯だ。

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「われこそ、そのようないたずらするならば、客人に言いつけてやる」「紅い花」のサヨコはいたずらをするシンデンのマサジを叱るのだが、もうひとりのサヨコ、藤圭子には闘うためのなんの武器も持っていなかった。親からも離れ、石坂の家で内弟子として生きて

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 石坂まさをは、藤圭子の頬を張った。なんとも馬鹿げた行為だが、それがなにを呼び込むのか。 石坂まさをは、どうやら謝ったらしい。らしいというのは具体的にどう謝ったのかきちんとした記録がないからだ。だが、それよりひたひたとコンスタントで力強いも

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知恵蔵の「非情な目」。
2023年06月22日08:15

◯2006年11月28日の日記再掲載大阪を立ち退いて、四百両使い果たして二分、残り〜ぃ「恋飛脚大和往来」を大津絵に直したその語り出しなのだが、いまはもう歌うものは誰もいない。(倒れる前の柳家紫朝だけだった) 梅川と忠兵衛。 冬の寒空、手を取り合う2

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「お前は誰だ」「はい、わたくしはメフィストフエレス。 善なること発して、悪しき事なす、その魂の一部です」 尻尾に↑印をつけたタイツ姿の小沢栄太郎がおどけながら舞台に飛び出し、自己紹介をする。1965年の日生劇場です。 善とはなにか、悪とはなにか

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ミー太郎のお菓子。
2023年06月18日07:48

◯2006年12月19日の日記再掲載 有楽町の駅前でミー太郎に会った。いまはない「そごう」の前の交差点だった。「ねぇ、俺、なんの仕事に見える」 ミー太郎は近所の人気のある菓子屋の息子で、駄菓子も置いていて、いつも子どもたちに店からくすねてきた菓子を

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「岩見沢はとても寒いとこで、雪がもう腰のとこまで積もっていて。寒いけど、わたし、学校に行くのでバス停にいたの」「そしたらダンプが急に止まって、運転手のおじさんが『学校、行くんだろうほら乗ってけぇ』って声かけてくれたの、うれしかったなあ。ダン

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「人気がなくなるって、どういうことかなぁ、どうなるのかなぁ」 まだぼくの娘が20代の頃だった。ぼくに聴く。TVでは人気に影が生じたタレントの奇行を伝えている。 ぼくは長年の仕事のせいで、質問には即答する。野球選手がボールを投げ返すように、すぐキ

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流星のひと。2
2023年06月10日02:22

 藤圭子はたくさんの原稿や記事が書かれていて、中には暴露受けを狙った物さえ出ているようだ。 ぼくは知られていない藤圭子の個性を描こうと努めている。うまく書けるかわからない。けれどごくごく簡単な言い方をさせてもらえば、ぼくは歌手、藤圭子が大好

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流星のひと。
2023年06月09日13:48

 まだ夏のはじまりの明け方、六本木の明治屋の前をタクシーがゆっくりゆっくりと走ってきて、ちょうどぼくの前で止まった。 両側のドアが開き、ふたりの女性が駆け降り、真ん中の女性を両側から抱き抱えるようにして、連れ出し歩き出す。ふたりの女性は、倒

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突如、ハゲます会。
2023年06月08日06:03

◯2007年2月6日、日記再掲載 六本木でいちばんおいしいイタリアンでみんなで食事をしていた。この時、突如、ハゲます会が開かれることになった。 あ、ところで、このイタリアン、和風イタリアンで絶妙なんだね。お昼に来た人を連れていくと「ほ、ほー、おい

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「海峡物語」という本の事を調べていた。おぼろげな記憶だが主人公の苗字が立原だったか確かめたかったからだ。検索ですぐに本は見つかり、中に立原という名前を見つけ出すことができた。「なんとかぼくの記憶も真っ当だな」という安堵を得て、少しページを見

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 ノンフィクション作家の佐野眞一さんの豆腐のように厚い文庫本の「あとがき」を読んでいたら、佐野さんがノンフィクションを書く際の座右の銘としてきた言葉のひとつを紹介されていた。 それは、ヌーベル・バーグの映画理論家でありドキュメンタリー作家で

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「龍光先生を膝代りに、主任(トリ)を務(つと)めるのが夢だねぇ。そいつができたら芸人やめてもいいよ」とまで言ってはばからない落語家がいた。さーて、誰だか、想像つかないよ。 膝代りとは、トリの前に出て客席をほどよくあたためて、そう長くも務めず

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◯2006年12月4日の日記再掲載 楽屋に入ると、やにはにズボンを脱いでステテコ姿、商売物のバイスクル(世界のカジノ指定のトランプ)を取り出し、スタ、スタ、スタと切りはじめる、そして「じゃぁ、はじめかっ」 と必ず口を切るのは、アダチ龍光先生。 な

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