mixiユーザー(id:2566286)

2024年05月25日10:49

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見聞録548

カネコアヤノのライヴよかった。ゼップは満場。遅れてしまい最後部の方に立つ。ロマンス宣言とわたしたちへぐらいしか曲が分からなく、少なくともヤユヨと東京初期衝動とカネコアヤノのアルバムは総て揃えようと、曲を全部口ずさめるようになるまで覚えようと思うことになる。バンド歴50年ではないので、そこまでアルバムの数が多いということはないだろう。そう、今回のカネコアヤノはバンド・サウンドという響きが会場を埋めつくす。こないだ載せたさよならあなたではない前のさよならあなたのライヴ映像での林宏敏のギターソロは歌の世界から逸脱し林の世界に入っているかのようでまるでジミーペイジの世界かのようであったり、こないだ載せたラッキーの冒頭はピンクフロイドのようであったり、と、今回のライヴもゼップでゼップしている感じとなる。文化会館でのライヴはサウンド拡がりひしめく、思ったよりも音響派な感じしたけれど今回はよりサイケデリック。ドラムのHikari Sakashitaはエクスペリメンタル、それもインダストリアル系ではなかろうか、そんなセンスのドラム。バスタムなどタムが低く鳴る感覚でもある。シンバルもタムを叩くように叩き、オカズにする。ボウイを聴いて見ていたからか、高橋まことのドラムにも似ている感じ。アヴァンガルドでもありロックもしている。ベースも硬質であり、前任の本村拓磨の間を持ちながらもうねるベースとは違いタテノリ。前任のBobの弾むドラムとも違うズドンとくるドラムと合わさり、硬質なロックするリズム隊、そこにのっての長いギターソロ。このリズム隊は同じバンドに所属しているようだけれど、林宏敏が引っ張ってきたのかな。ライヴはまさに林宏敏のギターワールドである。カネコアヤノの意向がツアーに反映されていないわけではないだろうし彼女がこれで行こうとしているのだろうけれど、カネコアヤノが一生懸命、そのバンドサウンドに追いつこうとしているかのようにも感じられる。サイケデリックでいいのではあるが、オーヴァードーズして死んではしまいか、と心配にもなる。本村とBobが在籍時のライヴに行ってことないけれど、そのときもこんな感じだったのかな。も少し歌伴していたのではなかろうか。バンド・サウンドのカネコアヤノであった。さよならあなたや光の方へは封印されていた。また新たな違う光の方へを目指しているのだろう。

ps
今回もMCはいっさいなくサウンドワールドのみ、で、今日はありがとうございました、そしてメンバーを紹介、皆さん気をつけて帰ってくださいね、と笑顔で手を振るカネコアヤノ、林は客席にピックを投げ、で皆ははける。場内はすぐに明るくなり、帰れのアナウンス、となる。でもよかった。


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