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2023年06月16日08:25

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国立映画アーカイブ「EUフィルムデーズ 2023」

 国立映画アーカイブで開催されている「EUフィルムデーズ2023」で、ぼくなりに厳選した映画三作を観に、二度に分けて京橋まで行ってきた。
 選んだ作品はデンマークの『MISS OSAKA/ミス オオサカ』、アイルランドの『イニシェリン島の精霊』、エストニアの『グラット』。パンフレットには以下のように書かれている。
『MISS OSAKA/ミス オオサカ』…24 歳のイネスは、毎日が憂鬱でしょうがない。恋人に同行して訪れたノ ルウェーで、マリアという自分によく似た美しい女性に会う。不慮の事故 でマリアが息を引き取ってしまうと、ずっと「別の誰かになりたい」と願っていたイネスは彼女の航空券とパスポートを携えて大阪へ向かい、マリ アの勤め先のナイトクラブ「MISS OSAKA」に雇われ、未知なる刺激的 な人生を踏み出す...。
『イニシェリン島の精霊』…島民全員が顔見知りの平和な小さい島で、気のいいパードリックは長年 友情を育んできた友人コルムに突然の絶縁を告げられる。急な出来事 に動揺を隠せないパードリックだったが、理由はわからない。美しい海 と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる「精霊」が降り立つ。
『グラット』…夏休みのあいだ、田舎に住む祖母の家に預けられた姉弟ミアとケヴィ ン。スマホもインターネットもない生活なんて耐えられない!といら立ち を隠せないが、田舎で知り合った相手から命令をなんでも聞いてくれる 精霊グラットの話を聞かされ、夢中になる。言うことを聞いてもらうためには悪魔と契約して誰かの魂を渡さねばならないのだが...。
 どれもぼくには魅力的な設定だ。なかでも『イニシェリン島の精霊』の設定は村上春樹さんの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を彷彿させるので、一番観たかった作品だった。
 しかし三作を観た感想としては、ぼくにとってはどれもはずれだった。アメリカ映画のように分かりやすい作風でないことは予想していた。しかし現地の人たちは共感できるのかもしれないが、ぼくにはピンとこない映画ばかりだった。『グラット』はコメディだったが、一度も笑えなかった。
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