mixiユーザー(id:5087127)

2023年04月06日22:26

81 view

新・点鬼簿之雑談帖(その2)―畑正憲氏の訃報

ムツゴロウのニックネームで知られた、作家の畑正憲氏の訃報が伝わりました。以前ほどマス・メディアに登場される事が少なくなり、最近はどうされて居られるのかな、と気にならない事も無かったのですが、訃報に接する事となり、寂寥感を禁じ得ません。

<引用開始>

87歳で死去の「ムツゴロウ」畑正憲さん、最近はYouTubeでも活動、亡くなる10日前にも動画アップ

動物との交流を描くテレビ番組などに出演し、「ムツゴロウ」の愛称で親しまれた作家の畑正憲(はた・まさのり)さんが5日午後5時53分、心筋梗塞のため北海道中標津町の病院で死去した。87歳。葬儀は親族で行う。喪主は妻・純子(じゅんこ)さん。

北海道に「動物王国」をつくり、イヌやクマなどさまざまな動物と共に暮らした。1980年に放送が始まったフジテレビの「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」シリーズは20年以上続く人気番組に。世界を旅して動物に親愛の情を示す姿も共感を集めた。昨年4月17日には87歳の誕生日を迎え、最近ではYouTube「ムツゴロウの656」で世界中で動物たちとふれ合ってきた思い出話を発信。インスタでもオフショット、世界中で撮影された貴重な写真などアップしていた。SNSは娘の明日美さんが運営している。3月26日には、「第104回 スーザン・ブッチャーインタビュー 犬と心は通じ合うの?」と白髪のムツゴロウさんが元気に話をする姿も公開されていた。

昨年8月11日には白髪のムツゴロウさんが愛犬をなでる姿を掲載。同31日の投稿ではオオカミ犬「アナバス」とたわむれるオフショットも掲載。ファンから「お元気な姿が見られて、ホント嬉しいです」「ムツゴロウ王国で働くのが小さい頃の夢でした」「動物に優しいムツゴロウさん いつまでも お元気で、お願いします」「アナバス…!大好きでした…!狼犬といえば今でも私の中ではアナバスです」など、ファンからの声が寄せられていた。インスタには若い頃、スリランカで象使いの修行をした時の写真や、ヒグマとたわむれる姿、世界中の珍しい動物たちとのふれあいの様子がアップされていた。

「われら動物みな兄弟」で日本エッセイスト・クラブ賞。動物文学の発展などの功績で菊池寛賞を受賞。映画「子猫物語」の監督も務めた。著書に「ムツゴロウの青春記」など。

<引用終了>

出典Web:https://hochi.news/articles/20230406-OHT1T51062.html?page=1

かれこれ半世紀近くも前の事になりますが、わたくしが最初に読んだ畑正憲氏の作品は、角川文庫に収録された『天然記念物の動物たち』、でありました。時に暖かく、時に筆鋒鋭く、一読してこれは日本のシートンだ、と幼心に思ったものです。
その後も当時の『毎日グラフ』に連載されていた、ムツゴロウ・シリーズを毎週の様に立ち読みしたり、単行本として発売されたエッセイ集を購入したりもしました。

只、映画に進出したり、テレビの『動物王国』シリーズが放映される様になってからは、わたくし自分の思い描いていた方向性と違ってきた様に感じたのと、他の分野の本を読み漁る様になって、関心が薄くなって仕舞いました。
訃報に接し、嘗ての愛読者として謹んで故人の御冥福を御祈り申し上げたい、と思います。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する