先日も記しましたが、身内に不幸がありまして。これまで実家に置いてあった本を回収する必要が生じました。既にわたくしの部屋は本で溢れ返って居りますが、此処に至っては空間を作り出さないと、実家においてある本を置くスペースがない。
という訳で、本棚の奥に滅多に読まない本を断腸の思いで（大袈裟）泣く泣く処分する事に。まあ常日頃読んでいない本なので、結局はスペースの無駄と割り切って、捌く事にしたのですが、これが想像以上に大量（大半が新書・文庫・漫画の単行本の類）。尚且つ重いのなんの。
全部で昔の15キロ蜜柑箱換算で、３箱ほどありましたでしょうか。ごみ集積場に持っていくのに、遂に管理人室から台車を借りて来る始末。という訳で、何とか最低限のスペースは確保しましたが、次に実家にある本を運ばなければならない訳で。
当初は宅急便を頼もう、と思ったのですが分量からすると相当に高く付く事が判明（本は重いので、一箱あたり1200円は掛かる計算に。実家まで担ぎに行って担いで帰ってくると、往復950円（定期が使える区間があるので）程。という訳で、出来る範囲で担いで帰って来て、がさばるものの重量は左程ないものを宅急便で送る事に方針を固めて。
しかしわたくしは、全集オバカなもので実家にも全集があれこれと。今回数えてみたら、漱石全集新書版35冊、昔の大きな菊版17冊（プラス昭和3年、10年、４０年版月報別刷り）、鴎外選集19冊、鴎外全集（これも菊版）38巻、芥川龍之介全集（同）12巻、内田百�料棺諺�33巻(A5判より一回り小さい版）、寺田寅彦集（文学編）全17巻という有様。嘗て露伴全集が出た時に、欲しいなあと思いつつ巻数が40巻越えだったので諦めてこの為体。
５月中には片付けてほしい、というので連休以降（実際は連休の間も出社があったので、その代休になりますが）日々通って今日で５往復。どうにか漱石・龍之介・鴎外の全集は運び終え、百�料棺犬盡�6〜７冊の処まで漕ぎ付けました。
しかし全集なので、思いのなんの。計ってみたら、毎回30キロ前後の本を担いできた事になりまして、流石に閉口。後は百�料棺犬了弔蠅函△錣燭�しのもう一つの道楽のシャーロック・ホームズ関係だけに絞り込む積りですが、後何回行けば目途が着くのか。未だ不明（買っていた事をすっかり忘却していた本も出て来たので）なのであります。人生の残り時間を考えると、本を買うのも色々と考えた上でないと駄目だなあ、と改めて感じ入った次第であります。アア、バカハシナナキャナオラナイ……
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