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2022年05月07日21:12

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母の日に思う頃

明日は母の日。この日が来るたびに,「母は父の所に嫁いで果たして幸せだったのか」と悩む。父は,母を娶って幸せだったに違いない。わたくしの見るところ,母は父にとって,いわゆるアゲマンだったから。それに対し,母はどうだったんだろう。幾つもの疑問わく。ボケる前にきく機会がなかった。

今であれば,いや,戦後の生まれであれば,母は,日本人ではなく,アメリカ人の所に嫁いだような気がしてならない。戦前は,英語どころか,女子教育の機会は限られていた。母は,ハード的には,典型的な日本人だったが,考えや行いは,日本人離れしていた。

戦時中,母が,キリスト教徒としてどう過ごしたかは,ついに話してくれなかった。母だけではなく,有名な渡辺和子女史も戦時中の語録はほとんど残っていない。みな,つらかったので思い出したくもなっかったのだろう。私がきいたのは,「テントを張って集会をしていると,石をなげられたこともあった」ただ,それだけである。

母の文語訳の聖書は,もうボロボロになって読めず,処分してしまったが,戦後すぐに入手した小さな新約聖書(英語版)は,大事に保管している。もともと出征する将兵のためにつくられたものらしく,A prayer on going into battle のための祈祷文や,National anthem が掲載してある。誰から贈られたものかは,わからない。おそらく,米人宣教師から贈られたものと推察される。


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