日々之雑記帳―身内の不幸

こればかりは順送りで如何ともし難いのでありますが、先月下旬に身内を亡くしまして。男なので喪主、という事で色々な事が降り掛かってきました。父親が他界した時は、仕事の都合で海外に行っていたので、当事者になるのは今回が初めて。あれこれ煩わしくて、大いに閉口しました。

魂消たのは、亡くなってから荼毘に付す迄が、これまでの時分の経験ではせいぜい4〜5日の筈が（仏滅だの友引だのが挟まると、そうもいかない訳ではありますが）、このご時世もあって１週間〜10日掛かる事が明らかになった事。当然そのまま、という訳にもいかないのでエンバーミングを施す訳ですが、その後順番が来るまでは葬儀屋さんの冷凍庫で保管、と聞いておやおや、と思った次第。

聞けば武漢肺炎で亡くなった方を荼毘に付す場合は、焼き場は他の依頼を全部後回しにして、そうした方だけを荼毘に付すのだ、そうで。ヤレヤレ、お骨にするのに時間が掛かるとは思いもよりませんでした。

この後四十九日だ納骨だ相続だ香典返しだと、あれこれ片付けなければならない行事が目白押しで、些か閉口でありますが、まあ残された者のお勤め故、何とかこなしていきたいと思います。