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2022年01月24日23:05

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新譜之雑談帖(その801)―ヘンリー・パーセル作品集 ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(9CD)

わたくしはかねてから申し上げている様に、音楽的嗜好がかなり偏って居りまして。無論、世の中に出回っている、全て音盤が聴ける訳もなく。殊にバロック音楽に関しては、通り一編以上の知識すら持ち合わせておらず。漸く近年になって、テレマンやクープランと云った作曲家の作品を、少し耳にする様になったくらいで。
これは一つに、この辺りの音楽を演奏する所謂古楽器派の演奏が、好みに合わないというのが大きな原因であろう、と思います。

という訳で、わたくしにとりましては彼のヘンリー・パーセルも、名前だけ知っている存在に過ぎないのでありますが、この程そのパーセルの作品集の音盤が出る、との告知が。後学の為に購入を考えてみようか、とも思ったのでありますが、指揮者があのジョン・エリオット・ガーディナー。
わたくし、いづぞやもこの日記で書いた様に、決定盤(昭和時代の言い草ではありますが)的存在として知られる、ガーディナーのヘンデル『水上の音楽』『王宮の花火の音楽』の音盤を購入したのでありますが、聴いているうちに苛々が募って、遂に全曲を聴き通す事が出来ずに至って居ります。兎も角無闇にセカセカと速いだけのテンポ設定、どうだ俺様は子の音楽をこんな風にも鳴らせるんだぜ、と言わんばかりの自己主張。

人によってはこれを好意的に「刺激的」であるとか「溌剌とした」と感じるのかも知れませんが、わたくしに取りましては刺々しくて騒々しくて、聴いちゃいられないという思いを禁じ得ないのでありますね。

彼のパーセルの評判が高いらしいのは、この辺の音楽に疎いわたくしも知識としては存じて居りますが、ちょっと手を出す気にはならないのが正直な所。と言いつつも、気にはなるのでこうして駄弁を弄している訳ですが、どんなものなんですかねえ。
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