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2022年01月04日23:06

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鉄道之雑談帖(その237)―東武鉄道、3台目の蒸気機関車の火入れ式

東武鉄道が、近年蒸気機関車牽引の観光列車を走らせているのは、御存知の方も多いと思います。これまでは自社購入の1台、JR北海道から借り入れたC11型蒸気機関車を走らせていましたが、今度さらに一台調達してきて3台体制を組む、との事。復元の為の工事が無事終わり、火入れ式が行われたそうです。

<引用開始>

東武鉄道、3機目のSLのボイラーに点火 SL検修庫内で「火入れ式」、今春の営業開始を目指す

東武鉄道は昨年末、3機目の蒸気機関車(SL)となるC11形123号機の復元作業に車体がほぼ組み上がったのを受け、同社南栗橋車両管区のSL検修庫内でボイラーに点火する「火入れ式」を行った。同社は、国内で唯一の同一形式による3機体制となることで、いずれかの運行車両が長期検査を実施している間も通年に渡り安定運行できる利点を挙げ、将来的な他線区への乗り入れも検討している。

機関車は1947年に製造。滋賀県の江若鉄道で運行した後、北海道の雄別炭鉱鉄道や釧路開発埠頭などで使用され、75年に廃車。その後、日本鉄道保存協会が静態保存していたのを同社が譲り受け、2019年から復元作業を進めていた。当初、20年冬の完成を目指していたが修繕が想定より難航した上、新型コロナウイルスの影響などにより、工程に遅れが生じた。復元チームサブリーダーの倉持直樹さんは「車体がボロボロの状態からの復元で、準備していた図面と細部に違いがあり、現物を測り直し部品を製造するなど大変な作業だった」と振り返る。今後、走行試験などを経て今春の営業開始を目指す。

式典では、根津嘉澄社長が車体への点火を行った。二酸化炭素排出量削減へ、カーボン・オフセットの導入なども検討していく考えだ。

<引用終了>

出典Web:https://www.saitama-np.co.jp/news/2022/01/04/07_.html

今回修繕工事が終わった機関車は、これまでの2台と異なって、旧国鉄を走ったものではなく、民間鉄道用に製造された同型機だそうでして、123号という番号も製造番号ではなく、東武鉄道開業123周年を記念して、という事。
この『ダツタンソガー』の時代に、旧態依然として石炭を焚く蒸気機関車を走らせるなんて、であるとか、或いはSLを復活させるお金があるなら、通勤電車を改善しろ、とか異論もある様ですが、東武鉄道としても様々な経済効果を見込んでの事でしょうから、そうそう文句を並び立てなくても、と思って仕舞うわたくしは、因循姑息なのでありましょう。

個人的にはタンク式蒸気機関車、というのは左程好みではないのですが、今後運転が長期に渡って定着していくのか、楽しみではありますね。
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