mixiユーザー(id:25722248)

2021年12月29日12:17

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編成辺りの省電力化を考える

 久々に、ディープなネタを一つ。
本日の私ですが、風邪気味と睡眠不足により病欠しております。

 世界的に「脱・炭素」社会が求められる中で、原子力発電所がなかなか思った以上に再稼働の見通しが立たない事を考慮の上で「如何にして電力消費(電費)を少なめに出来るか」というのをひたすら気を使わねばならないものがあります。電気鉄道は公共の電力に依存している部分が大きく(独自で発電施設を持つ事業者もありますが)、事故的な大規模停電に陥らないよう、うまく電力の調整・管理をしていかなければやっていけれません。
 そこで重要な鍵となりうるのが「編成毎の電費(編成総出力)」であり、この数値が少なければ少ないほどに省エネとなります。4000kw以内を理想値に定め、編成辺りの総重量をなるべく軽めにすることで重量出力比(パワーウェイトレシオ)があまり低くならないようにします。
E235系0番台(山手線仕様)の例を見ると、電動車は6両分、モーター1個辺りの出力は140kwであり(電動車一両辺り4個)、編成総出力も3360kwとなっています(参考までに、209系の場合は4M6Tなので1520kwと更に少ない)。


 編成毎の電費が少なければ少ないほどに、運行本数を無理なく多くすることも出来ます。
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