mixiユーザー(id:25722248)

2021年12月29日00:25

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自社発電だけで関東のJR在来線の電力をまかなうべきでは?

 ここでちょっこしと、関東ネタを。

 JRグループで自社発電施設を有しているのは東日本会社が唯一であり、これは鉄道省時代及び旧国鉄公社時代より受け継いだ遺産というのが大きかったりします。東日本会社の自社発電施設は川崎火力と信濃川水力の二箇所であり、川崎火力に至っては1930年以来、信濃川水力は1939年以来といずれも歴史が古かったりします。これらの発電施設の総出力は110.4万キロワットであり、これで首都圏エリアの9割、東日本会社全体で6割の電力をまかなっています。また、東日本会社以外のところへの送電をもしており、東海会社や鉄道総研、鉄道情報システム(JRシステム)といったJR関連法人へと電力の提供をしています。
 在京民鉄が東日本大震災後の電力事情でヒイヒイ言っている一方で、東日本会社は国鉄より受け継いだ発電施設の御陰でなんとか電力のやりくりが出来ているわけです。が、それでも、自社発電で首都圏エリアの在来線の電力をまかなうには、まだまだ足りないものがあります。そこで私なりの案としては、東日本会社の自社発電の送電対象をいっそのこと首都圏エリアに限定の上で自社管轄の新幹線と東北地方の在来線への送電を諦め(東北地方の路線については、東北電力からの電力提供で間に合わせる)、東海会社・鉄道総研・JRシステムへの電力提供をも打ち切ることで東京電力からの電力提供が無くても関東一円の電化在来線の運行を支障なく継続できるようにする・・・というものです。


 東日本会社が209系のような低出力モーターECの投入にこだわった理由が、わかってきたような気がする今日この頃です・・・。


 一度は水利権のトラブルで信濃川水力の運営が停止させられましたが、東日本大震災直後になって十日町市による協力で発電量の増強が叶ったという逸話があります。詳しいことは、下記のリンクを御参照願います。

http://journal.mycom.co.jp/series/trivia/091/index.html
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