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2021年12月21日22:22

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1世帯に2枚のマスク

「アベノマスク」の年度内の廃棄が岸田首相から表明された。これには、保管するだけでも億単位の費用がかかることがある。
アベノマスク政策は失敗であったことを認めて余ったマスクは廃棄するのが、損失を最小限に抑える最良の選択肢だろう。アベノマスク政策は、行動経済学でいうところの「サンクコストの罠」にはまってしまっていた。「サンクコストの罠」というのは、すでに投じてしまった費用を回収しようとして、さらに損失が膨らむ取引に手を出す心理的な傾向をさす。すでに投じてしまったマスクの製造・配布の費用を少しでも回収・有効活用しようと、マスクの引き取り手を探しても、その間に保管料がどんどん膨らんで、更に費用がかかってしまうことになる。無駄が無駄を呼ぶ悪循環を断ち切るには、損失を確定して余ったマスクを処分するほかに選択肢はない。
 しかし、廃棄するのであれば、まずは短期的に活用を先に考え、在庫を解消する方が良いのではないか。
国民の税金で確保したものであり、第一義的には公的セクターとして必要とする自治体に、諮問すべきだ。まず、公的機関では、対面でマスクをしていない市民に応対せざるを得ないかもしれない。そうした職業柄、市民がマスクをしていない場合には、そのアベノマスクを無料で配布し着用を促せば、相手の心証を害すこともないだろう。
また、それでさらに余剰が出れば、民間セクターで必要とする職種で、どうしても対面の対応を必要とする部署に、顧客がマスクをしていない場合に顧客に手渡すように配布するということも考えることができるのではないだろうか。
これは時間との勝負であり、一つの「ターニングポイント」でもある。早急に取りまとめていくことが必要であるといえる。

■アベノマスク、年度内めどに廃棄へ 岸田首相「財政効率化の観点」
(朝日新聞デジタル - 12月21日 20:16)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6786462
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