日本におけるユニセフについて

　立て続けに雑学っぽいようなネタを一つ。

　地球社会において国際連合児童基金(ユニセフ=UNICEF)という国際機関が存在しますが、我が国日本のユニセフ関連機関としては「日本ユニセフ協会」と「ユニセフ東京事務所」の二つが存在します。なお、後者こそが「ユニセフの日本支部」であり、東京・表参道に位置する国連大学（通称：ＵＮハウス）の敷地内に事務所が入居しています(国連直系の機関であるために職員も国際公務員)。一方の日本ユニセフ協会は民間の財団法人であって公的機関ではなかったりします。

　また、ユニセフの大使にしても、ユニセフ親善大使と日本ユニセフ協会大使の二つの称号が存在しますが、ユニセフ親善大使こそがユニセフ本部からの任命により名乗ることが許される称号だったりします。我が国では黒柳徹子さんが日本代表のユニセフ親善大使であり、日本ユニセフ協会へは募金を預けず直接現地へと送付するという方針を採っています(黒柳さんとしても、ユニセフ協会の存在で混同されているのではないかと困惑している様子だとか)。

　さて、先に取り上げた「日本ユニセフ協会」ですが、どうも「まがい物」の臭いが漂っているようで、募金でユニセフハウスなる豪華ビルを建てたりと、ユニセフ本来の趣旨とは全く関係の無いような金の使い方をしていたりします。その所為(せい)かユニセフ協会の存在を快く思わない人間も少なからずいたりします。


　皆様、まがい物には充分に御用心を。