mixiユーザー(id:35851342)

2021年03月11日12:31

36 view

偕楽園梅まつりについて語るときにぼくの語ること

 このあいだの日曜日、妻と二人で水戸の偕楽園に十年ぶりに行って各種の梅を鑑賞してきた。緊急事態宣言中なのにステイ・ホームせずに遊びに行ったのかと怒られそうだが、ぼくなりに意味があり、そのことを考えて敢えて行ったのである。
 意味とはほかでもない、東日本大震災である。
 前回行ったのは東日本大震災直前の日曜日だった。だから今回、震災のあった三月十一日直前の日曜日であるこのあいだの日曜日を選んで行ったのである。
 十年前はまさか五日後にあんな大地震が起こるとは想像もしていないので、当時のミクシィ日記を読み返すと実に能天気な記述になっている。そのときは両親とぼくの三人で行ったのだが、梅まつりを楽しみ、帰りに所沢の日帰り温泉に立ち寄り、丸亀製麺で夕食を取ったと、平和としか言いようのない文章が並んでいる。だが地震は起こり、偕楽園も被害を受けたという新聞記事に心を痛めた覚えがある。
 それから十年。
 ぼくはあの体験から何を学び、どう生かしてきたのだろう。
 八分咲きという見頃な梅を見ながら、心の中でそのことをぼくなりに検証しながら歩いた。そのために訪れたのだ。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する