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2021年02月23日01:19

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御馳走之雑談帖(その11)―明石の引っ張り蛸飯の蓋

わたくしの最寄り駅の大宮駅は、乗降客数が全国でも10番目だそうで。色々な点で大変有難い思いをしているのですが、その一つが駅弁アンテナ・ショップの存在。JR東日本(主として関東圏の)各地の駅弁を常時扱っていて、居ながらにして各地の名物駅弁を楽しむ事が出来る、という駅弁が大好きなわたくしに取っては何よりも有難い存在。

加えて一月に一度くらいは、コンコースで駅弁フェアの類が開催され、この時にはJR西日本各地の駅弁も出品されて、これがまた大いに楽しみな所。JR西日本管内の駅弁で、わたくしが大好きなのは明石の引っ張りだこ飯。器がまた、蛸壺を模したつくりの焼き物で、食べ終わった後も楽しめる優れもの。只惜しいかな、同じ焼き物の器に入っている峠の釜飯と違って(最近はエコ包装で、紙製の容器に入ったものが売られる様になりましたが)、蓋のない事。蓋があればなあ、と思っていたら同じ考えの人は大勢いた様で。

<引用開始>

神戸の駅弁「ひっぱりだこ飯」のフタだけ販売 5千個完売

タコつぼを模した陶器に明石ダコや旬の野菜を詰め込んだ名物駅弁「ひっぱりだこ飯」をめぐって、従来の紙の蓋とは別に、陶器製の蓋のみが税込み440円で発売され、駅弁ファンの間で大きな反響を呼んでいる。初回分の3500個はわずか4日で売り切れとなる人気ぶり。追加の1500個も完売した。販売する老舗弁当屋「淡路屋」(神戸市東灘区)も「生産が追いつかない」とうれしい悲鳴を上げている。

「ひっぱりだこ飯」の陶器は食後に持ち帰って再利用するファンが多く、これまでも「つぼに合う蓋」が待望されていた。満を持しての蓋の登場による相乗効果で、他の商品の売り上げも伸びているといい、コロナ禍の苦境を乗り越えるユニークな打開策となった。同社によると、ひっぱりだこ飯は平成10年、明石海峡大橋の開通を記念して発売された。明石伝統のタコ漁で使われるタコつぼを弁当容器として再現し、これまでに約1300万個を売り上げてきた淡路屋のベストセラーだ。

同社によると、当初からその見た目が注目され、持ち帰った観光客らは漬物入れにしたり、水槽の中に沈めて魚の隠れ家にしたりと、各家庭で楽しんで再利用してくれているという。ただ、弁当包装用の紙蓋以外は付いておらず、全国から電話や手紙で「蓋があれば完璧なのに」「蓋がないと入れた食品が乾燥する」と販売を望む声がたびたび寄せられてきた。

同社は31年1月に1度、「蓋つきひっぱりだこ飯」を数量限定で販売したことがあるが、すでにつぼを持っている人からは「蓋だけ」の要望が相次いだ。そこで蓋の取っ手部分のタコをより精巧にするなど工夫を加え、海外での量産化にこぎ着けた。駅弁をめぐっては、コロナ禍で移動が自粛され、駅利用の減少に伴い業界全体が苦境に立たされている。同社でも緊急事態宣言が発令された昨年4月以降、売り上げが前年と比べ10億円以上落ち込んだ。当初、蓋の販売は今年4月からの予定だったが、「このままでは駅弁が忘れ去られてしまう」との危機感から、1月の前倒し販売を決めた。

すると、予約を開始してからわずか4日で3500個、追加した1500個も数日で完売する驚きの人気となり、ネット上でも「つぼにぴったり」と喜びの声があふれた。蓋の好調に引っ張られ、“本体”であるひっぱりだこ飯や他の弁当の売り上げも増加、ネット注文は以前の8倍にもなったという。蓋のデザインを手掛けた同社役員の柳本雄基(ゆうき)さん(39)は「思わぬ商品が苦境を救ってくれた」と話す。

3月下旬にも追加5千個の蓋の再販を予定。淡路屋ホームページからの注文のほか、JR神戸▽新神戸▽西明石▽芦屋−の4駅構内と大丸神戸店など神戸市内の同社直営店(7店舗)、阪神百貨店梅田本店で購入できる。

<引用終了>

出典web:https://www.sankei.com/west/news/210222/wst2102220005-n1.html

蓋だけの通販がある、とは寡聞にして知りませんでした。ホームページを見てみると、普通の蛸飯の他、金の蛸飯(これは買った事があります)、銀の蛸飯、ひな祭り版や冬の蛸飯等、色々とヴァリエーションがあるとの事。武漢肺炎が何とか収まって、従来通り移動に問題が無くなった暁には、蓋と共に関西方面で幾つか買い込んでみたいものです。
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