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2021年02月09日23:39

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点鬼簿之雑談帖(その176)―森山周一郎氏の訃報

俳優・声優として知られた、森山周一郎氏の訃報が伝わりました。享年86。渋くてちょっと凄みのある声は、洋画の吹き替えやアニメーションの声優としても―勿論役者としても―非常に印象的でありましたねえ。

<引用開始>

死去の森山周一郎さん、コジャック手本は大工の棟梁

映画「紅の豚」やドラマ「刑事コジャック」の声で知られた俳優の森山周一郎(もりやま・しゅういちろう)さん(本名・大塚博夫=おおつか・ひろお)が8日午後9時10分、肺炎のため埼玉県内の病院で死去した。86歳。葬儀は家族葬で執り行う。34年、名古屋生まれの森山さんは芸能生活63年。人気ドラマ「特別機動捜査隊」や時代劇を中心に刑事から重厚な悪役まで幅広く演じた。NGをまったく出さないことから多くの監督が重用したが、本人は「カンニングがうまいから」と冗談めかしていた。

魅力は「渋い声質」で、20代の頃から実年齢は30歳上の仏大スター、ジャン・ギャバンの吹き替えが当たり役となった。以後、米俳優チャールズ・ブロンソンも担当し、歴代スターの声優として高い評価を得た。お茶の間の人気を集めたのは73年から6年間にわたって放送された米ドラマ「刑事コジャック」だ。テリー・サバラス演じるタフな刑事の声を演じるにあたり、知り合いの大工の棟梁(とうりょう)をモデルにいぶし銀のコジャック像を生み出した。また「紅の豚」の「飛ばねぇ豚は、ただの豚だ」は名セリフになった。

昨年もNHK連続テレビ小説「エール」で主人公の祖父役を演じるなど、元気な姿を見せていた。

◆森山周一郎(もりやま・しゅういちろう)1934年(昭9)7月26日、愛知県名古屋市生まれ。犬山高卒。日大芸術学部映画学科中退。劇団東芸第1期研究生。声優やナレーションだけでなく、俳優としても活躍し、ドラマ「特別機動捜査隊」などにも出演。趣味は終戦とともに始めた野球で、高校では県で準優勝してプロにスカウトされたが断った。80代まで現役で野球を続けた。中日ファン。

<引用終了>

出典Web:https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202102090000766.html

記事にもありますが、わたくしにとって森山周一郎氏の声は、何と言ってもテリー・鯖ラス主演の「刑事コジャック」でありましたねえ。オープニングの決まり文句「ニューヨーク怒りの用心棒、刑事コジャック」には痺れたものです。後にテリー・サバラス自身の声で(字幕版)見た事がありますが、刑事コロンボの故小池朝雄さんと共に、却って本人の声の方がしっくりこないという逆転現象が。

随分と長い間、一線で活躍されて来た役者さんの訃報に接し、寂寥感は耐え難いものがあります。謹んで故人の御冥福を御祈り申し上げたいと思います。

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