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2020年08月15日18:29

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靖国存続をめぐる問題は,依然として,戦後史の闇のなか

■小泉氏ら4閣僚が靖国参拝 終戦の日、4年ぶり閣僚参拝
(朝日新聞デジタル - 08月15日 08:45)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6195057

この時期は,いつも靖国神社のことが話題となります。私自身は,パフォーマンス的にこの日に行くのはいかがなものかと思っていますが,中韓に文句を言われると非常に腹が立ちます。
個人的な意見としては,神社ではなく,靖国メモリアルにして,政府主催で堂々と鎮魂の行事を行えればよいのですが,日本的な社会慣行を考慮するとそうも行きません。私が首相や官房長官だったら,妥協して,

”神社である以上公式参拝としたり,国費を使って参拝するのは問題があるので,各人が,自己の判断に基づいて私的にお参りしてください”

とします。大義名分は,”閣僚だって私的生活は,ありますし,信仰の自由もある。このようなことに,内閣としてとやかく言うべきではない”とします。

さて,靖国神社について,戦後史に疑問がありいます。”マッカーサーが,カトリックのビッテル神父に,靖国神社の存続を諮問して,その回答により,存続を決めた”とされています。ガキのころは,マッカーサは,名前からしてアイルランド系なのでカトリックだったんだろうと漠然と考えていました。大学生になって,調べてみると,マッカーサは,カトリックではなく,プトテスタントの聖公会。それにもかかわらず,自分が属する教派の聖公会牧師と相談したという話は全く残っていません。私の経験からすると,自分が所属する教派の牧師と何も相談しないというのは,非常に考えにくいのですが。

また,日本には,ビッテル神父らのカトリックの神父たちの働きかけは,GHQの考えにあまり影響を与えなかった。戦後,カトリック教会が,声高に宣伝しているだけだという見解がまかり通っています。その代表格は,『靖国』 中村直文/著 NHK取材班/著 日本放送出版協会 2007年のp113に「私たちはこのエピソードについてGHQやマッカーサー関連の膨大な資料を検索したが、残念ながらビッテル神父の証言を裏付けるものを見つけることはできなかった。ビッテル神父からマッカーサーへの答申書どころか、マッカーサーの副官・ウィラーからビッテルへ送ったという「覚書」さえ見つからなかった」と記載されています。まあ,偏向著しいNHKなのであてにならないといえばそれまでですが,しかしながら,情報弱者への影響は依然として凄まじいものがあります。

この靖国存続をめぐる問題は,依然として,戦後史の闇のなかです。
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