『スパイ in デンジャー』
コロナ禍の影響で公開が消滅した映画がいくつかある。
20世紀フォックス名義の最後のアニメーションである本作も残念ながら配信になってしまった。
しかもDisney+(7月より)のみだ。
(もしかしたら円盤は出ないかも)
幸か不幸か(?)海外盤で日本語収録があると聞きつけて取り寄せる。
何故2種類あるのかは聞かないでくだされ。(苦笑)
タイトルから分かるようにスパイもの。
それもガジェット満載の007やミッション・インポッシブルを思わせる。
優秀なスパイ、ランス・スターリングとスパイグッズ発明スタッフのウォルター・ベケットのバディもの。分かりやすく言えばジェームズ・ボンドとQの関係みたいなものか。(笑)
このウォルター君がへんてこりんな発明ばかりで間の抜けたガジェットがユーモラスに盛り上げる。
日本人も登場するのでさながら『007は二度死ぬ』や『キルビル』を想起させるところも…。
孤独を気どり傲慢で上から目線のランスがウォルターの助けを借りながら互いに理解を深めて行く過程が見どころ。
元々アニメ故、驚くようなスパイグッズがあっても驚きはしないのだが、ビジュアル効果の派手さはアニメならではの所もある。
ウォルターの発明品は殺傷能力よりも人を楽しませる面白さや癒し効果といった非攻撃的なアイテムが多いというのもキャラクター性を感じる。
ウィル・スミス、トム・ホランドと豪華なボイスキャストが画に命を吹き込んでいる。
ウィル・スミスの役が黒服エージェントだから『メン・イン・ブラック』もちょいと頭をよぎった。
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