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2019年10月23日23:30

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鉄道之雑談帖(その193)―北陸新幹線、全線運転再開へ

長野の車両基地に停めていた車両が、千曲川の氾濫で水を被って使用不能になる、という新幹線史上前代未聞のトラブルに見舞われた北陸新幹線。些か旧聞に属しますが、関係各方面の努力もあって、25日より全線での運転が再開される見通しになったそうです。

<引用開始>

北陸新幹線、25日に直通運転再開 本数の9割確保 繁忙期の臨時便は未定

北陸新幹線の金沢―東京間の直通運転が25日に再開される見通しとなった。長野県の車両基地で台風19号による浸水を免れた車両を活用し、金沢―東京間の直通列車を優先して運転計画を練ることで約9割の運転本数を確保する。金沢市内のホテル事業者などからは安堵の声が聞かれたが、年末年始など冬の臨時列車の運行は未定で、繁忙期の需要を満たせるかは不透明だ。

JR西日本金沢支社が18日に金沢市内で会見を開き、今後の運転の見通しを説明した。詳細のダイヤは23日に発表するとした上で、金沢―東京間の上下合わせて24本の直通列車のうち9割の本数を確保する。浸水の被害を受けなかった北陸新幹線の車両20編成で運行を再開する。使える車両数は3分の2に減るが「多客期は臨時列車が必要になるほか、長期にわたる故障に備えて車両には予備がある」(前田洋明支社長)ためその分を活用する。

北陸新幹線は、金沢―富山間の「つるぎ」や東京―長野間の「あさま」もあり、平時はすべての車両を金沢―東京間の直通運行に使っているわけではない。交通政策に詳しい富山大学の中川大副学長は「北陸新幹線はもともと他の新幹線に比べて1編成の1日あたりの距離が少ない可能性がある。平常に近い程度の運行ができるのではないか」とみる。

ただ、年末年始や連休で高まる需要を全て満たせるかは不透明だ。北陸新幹線は旅客が多い時期には定期列車に加えて臨時列車を走らせている。通常、金沢―東京間は「かがやき」が1日10往復、「はくたか」は14往復を運行しているが、前回の年末年始の臨時列車は「かがやき」だけで1日最大8往復運行した。JR西日本金沢支社の担当者は「定期列車のダイヤの詳細も今詰めている最中。臨時列車については全く未定の状態だ」と説明する。

谷本正憲知事は同日、「(北陸新幹線が)日本海側の大動脈であるとの認識を新たにした」とした上で「一日も早い運転再開を願っていたところであり、歓迎する」とコメントを出した。金沢の観光関係者からも安堵の声が聞かれる。金沢彩の庭ホテルの本郷一郎支配人は「復旧の日付が明らかになったのは助かる。お客様も安心するだろう」と胸をなで下ろした。11月はカニが解禁になり、北陸の「食」を求める観光客で稼働率が高くなるシーズン。「再開の見通しが立たず、なし崩し的にキャンセルが続く事態は避けたかった」と話す。

<引用終了>

出典Web:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51150540Y9A011C1LB0000/

使える車両をやりくりして、というのは朗報ではありますが、水を被って仕舞った車両の取り扱いはどうなるのでしょうか。乾かして掃除をすればすぐ使える、とはならない様で。廃車にして、その分新車を拵えるにしても、時間と費用の問題は避けて通れない所。続報を待ちたいと思います。

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