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2019年07月28日22:12

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自然科学之雑談帖(その74)―深発地震の意外性

28日の午前3時半頃、東北地方を中心とするエリアで最大震度4の地震がありました。マグニチュードは6.5とやや大きめの規模であった様ですが、驚いたのが震源は三重県沖、だったそうで。震源が深い所で起きる地震には、こうした事が起きる事が時々あるそうで。

<引用開始>

宮城で震度4、震源は600キロ離れた三重県沖 遠方が揺れる「深発地震」に注意

28日午前3時31分ごろ、宮城県で震度4を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は三重県南東沖で震源の深さは約420キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・5と推定される。震源が深い「深発地震」で、約600キロ離れた宮城県で最大震度が観測された。巨大地震は一般に、沈み込む海側プレート(岩板)と引きずり込まれる陸側プレートの境界面付近で発生し、震源の深さは数十キロで揺れは通常、同心円状に広がる。しかし、深い場所で起きた場合、地表に伝わるまでに揺れのエネルギーは大きく弱まるが、固いプレートの内部では比較的弱まらず伝わる。

専門家によると、通常の10倍以上深い場所で発生した今回の地震は、太平洋プレートが地下深く沈み込んだ先で起きた。震動はプレートを通して東北沖まで伝わった後、日本列島が乗る北米プレートへ接触面から伝わったとみられる。気象庁によると、三重県南東沖を震源地とする地震は昭和59年1月に深さ388キロでM7・0、平成15年11月にも395キロでM6・5が発生。いずれも関東、東北が揺れる「異常震域」という震度分布だった。

深発地震は頻度が少なく防災上の重要性が低いため、国は長期予測をしていない。東北大学の遠田晋次教授(地震地質学)は「深発地震でも、震源が深さ百数十キロだと大きい被害が起きる危険があり注意が必要」と話している。

<引用終了>

出典Web:https://www.sankei.com/affairs/news/190728/afr1907280018-n1.html

地震は何しろ地下で起きる現象なので、予測は難しいわ大きな物が起きると被害は甚大だわで、今も昔も困りものでありますが、それでも最近は耐震建築の技術が進んで、震度7に達しない限りでは、建物倒壊の大きな被害は未然に防ぐ事が可能になりつつある様で。
しかし、こうした深発地震では最近整備されつつある緊急地震速報の態勢でも、引っ掛かりにくいのではないか、と案ずる次第。難しいものですねえ。
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