平成の断捨離

平成千秋楽と令和初日の御朱印をどこで授かろうかと思いを巡らせている。
例えば愛宕神社での今日4月29日の御朱印には「平成最後の昭和の日」と揮毫され、御朱印ファンの心に残るものだったらしい。
天気は困ったことに両日とも雨予報。
同級生の1人は夜行バスで伊勢神宮へ押しかけると宣言しており、御朱印ファンとしては最高レベルの行動力。
行く年、来る年を迎える前日。いまだあてもなく、ただ平成に別れを告げ、令和を迎えることになりそうだ。

１０連休その３なう。
かねてから予定されていた《平成の断捨離》を、昭和の日に実行した。
休日のルーティンの一つ、ラジオ体操とコメダモーニング
これが終わると「９時からね」の指示を受けてタンス抽斗（ひきだし）の中のシャツやパンツ（旧名：ズボン）をすべて畳に敷き詰め「いるもの、いらないもの」へ分けていく。当然ながら、ワイフさんの監視付きである。
ところが、シャツは旅行記念やLIVE記念に買ったものばかりで捨てるに忍びなく、パンツはそれほどの本数を持っていないので、残しておくことに異論はない。
ワイフさんからもそれほど意見はなく「着るなら取っておいていい」と、こんまりが聞いたら激怒しそうな助け舟を寄せてくれる。
段ボール箱１つ。これが「いらないもの」の結果だった。
次にワイフさんも同様のミッションをこなしていく。
ところが、これもまた断捨離とは名ばかりの、ただダンスから出して、畳んで、しまっておしまい。
こんな感じで無為な午前中が過ぎていく。

成果がなかったわけではない。
次女ちゃんが残していった「もう使わないスポーツウエア」のブランドや質が高めだったので、畳の上に並べて写真を撮って「メルカリ出品作業」。
おいらの作業が気に入ったようで、タンスから使わなくなったバッグや「のだめカンタービレ全巻」を出してきて「これも売るべし」と、断捨離がフリーマーケットへと変わっていく。
結局、１０品程度の出品を実行したが、今のところ買い手がついていない。
恐ろしいことに、ワイフさんからは売れたかどうかのチェックが１時間ごとに入っている。誰か、買ってくれないか

エセ断捨離を始めて２時間が経つ。すでにタンスの整理はなんとなく終わり、腹の虫も鳴ってきた。
「おとうさん（←おいら）、もう下に降りていいよ。おしまい」
ありゃま。今日終日、苦手な大掃除を覚悟していたのに、突然の徳政令。
「今日は洋服の整理だけだから、あとはやっておくよ」
つまり、ここの夫婦とやらは、苦手なことと得意なことの切り分けがよくできている。
さすがに２時間で断捨離おしまいというのも、こんまりに申し訳ないので、自分の書庫にあった未整理のポストアートカードを数十枚並べて、カードケースに整備した。（←えらい）
御朱印帳は９冊目を迎え、ポストカード入れは和洋別々に３冊ずつ。
令和になっても、この状況は増えていくだけで日々を重ねていくだろう。
このへんてこりんな収集癖。令和３０年を目標にオスカーミュージアム設立宣言なう。

結局、断捨離という名のメルカリ集中日はランチを食べた後はだらだらと互いにテレビ鑑賞。そのうちに、ワイフさんから映画を誘われて、名探偵コナンを夫婦割りで鑑賞したという結末。掃除嫌いはお互い様のようで、気が楽なのだ。

４月２９日、旧天皇誕生日は昭和の日として残っているが、１２月２３日の平成天皇誕生日は消え去っていく。来年、２月２３日の令和天皇誕生日が産まれるが、１２月２３日には平成の日は現れない。
祝日にすることで、平成天皇への感謝とお祝いを寿ぎたいが、大皇ご存命につき、祝日では失礼に当たるのだろう。
明日で退任される平成天皇・皇后両陛下に深い感謝。



■平成最後と令和最初の御朱印　人気の神社、その絵柄は
(朝日新聞デジタル - 04月29日 17:35)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5601763