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2019年02月26日23:54

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新譜之雑談帖(その548)―ヨーゼフ・クリップス・エディション(10CD)

ヨーゼフ・クリップスと言う指揮者は、わたくしの印象では実力はありながら、どうも余りポジション的には恵まれなかった指揮者と云った所か、と。また録音も現役盤は余り多くないようで、ちょっと気の毒なほど。
個人的にはチェザーレ・シエピをタイトル・ロールに据えた、モーツァルトの『ドン・ジョバンニ』がリマスタリングされたセットがバーゲンの対象に、というので今は無き某石丸電気で購入したら、3枚組のセットのうち2枚目のCDが、全然違うCDが収められていて一驚を喫しまして。
当然交換を申し出て、念の為中身を確認してみると怖い蟹。バーゲン対象で仕入れたものが全て2枚目が違っているという為体。止むを得ず、レギュラー価格の在庫のものを確認してもらった所、そちらは正しく収められていたので、そっちのボックスに替えて貰った、という全然クリップスには関係はないものの、頗る仰天した思い出が。

わたくしがどうも眉唾でしか見られない、某Kの国レーベルから全23枚の録音集成が少し前に発売されましたが、ちょっと手を出す意欲が掻き立てられず。所が某Plofilから、近々クリップスの録音集成を出す、との告知が。某Kの国レーベルよりは信頼がおけるもの、と思って詳細が公表されるのを楽しみにしていたのでありますが、ねえ。

収録される予定の演奏を見てみると、英デッカへモノラル期からステレオ初期の間に録音されたものが中心の様で。一部RCAへの録音が収録されていますが、ううむ、これではちょっと手を出そう、と言う音盤道楽心を刺激するには至らない、と言うのが正直な所。
数年前に、破格の安値で出回った、缶入りのエヴェレスト原盤のベートーヴェン交響曲全集を、マスターテープから復刻でもしてくれたら、随喜の涙を流して、飛びついたのでありますが。

勝手な妄想的期待は、無残にも打ち砕かれて仕舞ったので(大袈裟)、例の豪エロクエンスから出ている英デッカへの録音中、未だ未所蔵の音盤を拾っていくくらいしかなさそうですね。それにしても、国内盤ではなく(某キングレコードからSACDで出ているのを知らない訳ではないけれど)、何処かのヒストリカル系レーベル(除く某Kの国レーベル←しつこい)で、あのベートーヴェン交響曲全集を出して貰えないものですかねえ。
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