年が明けまして2019年は、以前にも申し上げた様にベルリオーズ没後150年。という訳で、色々と面白い録音や、久々の御蔵出し音源に接する事が出来そうでありまして。そんな中、かの『幻想交響曲』のピアノ2台版、の演奏が登場するとの告知が。
はてな、連弾と言わずに2台版と言うのは何か理由があるのか、と思いきや。連弾であれば、別々のピアノを用いる訳、でありますが、今回用いられるピアノは、「両サイドに鍵盤のある、大きな長方形の楽器で、1台で2台ピアノ演奏が出来る」ものを使ったのだそうです。
面白い事を考えた人がいるものだ、とちょっと感心しましたが、このオリジナル楽器を用いて、演奏家の片割れである、ジャン=フランソワ・エッセールが編曲したものだそうです。
ちょとゲテモノ臭い、と言えばゲテモノ的な部分が無いではありませんが、ベルリオーズの管弦楽手法は(良い意味で)ゲテモノ的要素も多分にあるので、そうした意味合いでは面白いかも知れません。
しかし、あの時代を考えると破天荒な管弦楽手法を誇る幻想交響曲が、どの様な形になるのか。ちょっと面白そうでありますね。
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