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2018年11月23日23:54

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歴史之雑談帖(その217)―仁徳天皇陵陵の発掘調査

先日ここでも記した、仁徳天皇陵の学術発掘調査が行われました。と云っても、実際には墳丘の周りを囲んでいる、お堀の堤をちょこっとほじくり返した様ですが、それでも思いもよらなかった発見があった様で。

<引用開始>

仁徳天皇陵 堤に埴輪列  石敷きも確認 宮内庁、地元と初の共同発掘


宮内庁は22日、仁徳天皇陵として管理している日本最大の古墳、大山(だいせん)古墳(前方後円墳、墳丘長約500メートル、5世紀)を地元の堺市と共同発掘し、埴輪(はにわ)列や石敷きなど築造時の遺構を見つけたと発表した。皇室の祖先の墓である陵墓の発掘に、宮内庁以外の専門家が加わるのは初めて。

発掘は10月下旬に始まり、堺市の専門職員1人が宮内庁の専門職員とともに、2重に巡る外堤のうち内側の堤(第1堤)を調べている。発掘地点は第1堤の南と東の3カ所。外側の周濠(しゅうごう)岸に沿って、直径35センチ前後の円筒埴輪や朝顔形埴輪の底部が1列に並んでいた。蓋(きぬがさ)形埴輪などの破片も出土した。こぶし大の川原石を敷き詰めた遺構も発見。堤の上面全体に石を敷いていた可能性があるという。発掘現場は同日、報道陣や研究者団体に公開した。一般公開は行わず、堺市は「今後、速報展や講演会を開いて成果を公表する」としている。

今回の発掘は、周濠の護岸工事を行うために情報を集めるのが目的で、宮内庁は引き続き第1堤を詳しく調べる方針。現場を視察した日本考古学協会理事の杉井健・熊本大准教授(考古学)は「遺構が非常に良好に残っている。保全工事は慎重に行う必要がある」と指摘。「共同調査は今後も継続してほしい。陵墓は国民全体で守っていくべきだ」と強調した。

宮内庁の徳田誠志陵墓調査官は「現場で意見交換しながら、多くの知見を得ることができた」と語り、今後は他の陵墓でも地元の協力を求める意向を示した。大山古墳を含む百舌鳥・古市古墳群は、2019年の世界文化遺産登録を目指している。大山古墳の第1堤では1973年、柵の設置に先立って発掘を行い、円筒埴輪1点が出土した。墳丘の地表面では人物形や犬形などの形象埴輪片が採集されている。

<引用終了>

出典Web:https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20181123&ng=DGKKZO38120720S8A121C1CR8000

発掘調査と言えば聞こえは良いものの、ある意味墓荒らしと言えない事もなく。余り大々的にやる訳にもいかない部分もありましょうが、それでもちょこちょこ周囲を調べて、色々な事が解ると面白いか、と思います。

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