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2018年04月18日22:58

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歴史之雑談帖(その201)―纒向遺跡の整備

数年前、大規模な建物跡が発掘されて、卑弥呼の宮殿ではなかったかとセンセーショナルな話題になった、桜井市の纒向遺跡。こうした遺跡の常として、埋め戻されて仕舞うと何の変哲もない原っぱになって仕舞う訳でありますが。
桜井市がこの遺跡の一部を整備して、遠来の来訪客に遺跡の姿を想像してもらおうと、無料の公開を始めたそうです。

<引用開始>

「纒向」実感 柱65本整備

◇3棟分の建物跡公開、ネット寄付161万円全国から
桜井市は、邪馬台国の有力候補地として注目されている纒向まきむく遺跡で、「卑弥呼の宮殿」との説もある3棟分の建物跡(3世紀前半〜中頃)に計65本の柱を並べる整備を行い、今月から公開している。費用の一部は、ふるさと納税制度を活用してインターネットで寄付を募る「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」で集めた161万円を充当した。2009年の市教育委員会の調査で、少なくとも4棟の建物跡が東西一列に並んでいたことが分かった。中心的な大型建物跡は南北約19メートル、東西約12メートルと、同じ時代としては国内最大規模で、「卑弥呼の宮殿では」と全国的に注目された。

調査後は埋め戻されて草原となっていたため、観光客からは「見るものがなく、がっかりした」「遺跡を実感できるようにして」などと整備を求める声が多く寄せられてきたという。市教委は、4棟のうちJR桜井線より西側の3棟分を昨年11月下旬から整備。柱の位置に丸太を立て、看板を設置した。丸太はすべて桜井木材協同組合から無償提供されたが、地面の舗装や柵の設置などの工事もあり、総事業費は約2000万円かかった。

市は、柱の設置費用の900万円を目標に、GCFで昨年12月から今年2月末まで寄付を募った。161万1000円が集まり、残りは市費などを充当した。市税務課によると、寄付のうち4割近い60万円は県内から集まった。纒向遺跡の知名度の高さを反映し、大阪府と兵庫県から2割を超す38万3000円が寄付された。人口の多い東京都、神奈川県からも多かった。同課の担当者は「通常のふるさと納税のように返礼品もない中で、多くの寄付をいただいた。全国的に注目されていることを改めて実感した」と話した。

柱は、調査成果に基づき、直径32センチ、20センチ、15センチの3種類。見学は無料。市教委文化財課の担当者は「全国の方々の支援で完成した。ぜひ足を運んで、往時をイメージしてほしい」と呼びかけている。市は将来的に、纒向遺跡の一帯を史跡公園とし、訪れた人が発掘成果や歴史を学べるようにしたいという。数年後には、写真パネルや模型などの展示室や、案内をするボランティアの活動拠点を備えた施設を、今回の整備地の南約200メートルの小学校跡地に建設する予定。近くの箸墓古墳やホケノ山古墳などを結ぶ周遊ルートや遊歩道なども整備していく。

<纒向遺跡> 桜井市北部の東西2キロ、南北1・5キロに広がる大規模集落遺跡で、邪馬台国の有力候補地。3世紀初めに突如出現し、当時では最大の集落遺跡とされ、日本最初の「都市」との説もある。九州から関東まで広い地域の土器が出土しており、周辺には箸墓(はしはか)古墳など初期の古墳が築かれたことなどから、初期ヤマト王権発祥の地とされる。

<引用終了>

出典Web:http://www.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20180418-OYTNT50140.html

桜井市は泥縄で調べてみると、古の皇族の古墳があったり、様々な遺跡があったりで、わたくしの様な者好きぢぢいにとっては、中々面白そうな所ですね。これまで足を運んだことはなかったのですが、機会があればちょっと行ってみたくなりました。

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