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2018年04月12日23:29

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健康之雑談帖(その44)―沖縄でのはしか流行

もう10年近く前になりますが、関東地方ではしかが流行し、大学が休講になったりする騒ぎになった事があります。わたくしも幼稚園生時代にはしかに罹り、随分ひどい目に遭った記憶が。
その際に予防接種の不徹底が流行の一因とされ、暫くの間予防接種を打つことが奨励されていました。その後予防接種受診の促進が功を奏してか、その後はしかの流行という話題は余り聞かなかったのでありますが。

<引用開始>

台湾から「輸入はしか」沖縄で感染拡大 「三次感染」も

沖縄県ではしか(麻疹)の感染が広がっている。10日時点で患者は計38人に上る。国内のはしかは予防接種の普及で「排除状態」とされているが、今回は台湾からの旅行者が感染源の「輸入はしか」だった。旅行者から感染した人から、さらにうつる「三次感染」とみられる患者も出始めた。専門家は「訪日客が増える中、日本のどこでも起きうる」と警鐘を鳴らす。

沖縄県地域保健課によると、最初に感染が確認されたのは3月下旬。台湾から旅行でやってきた30代男性が19日に発疹などの症状で県内の医療機関を受診。検査の結果、20日にはしかとわかった。男性は17日から3日間、県内を旅行しており、立ち寄った商業施設や飲食店の従業員や客を中心に感染が広がった。県内で患者が出たのは4年ぶり、感染者数が2桁に上ったのは10年ぶりだ。4月7日以降は、旅行者の男性からうつった「二次感染」の患者から、さらに家庭内や職場でうつったとみられる「三次感染」の疑いのある患者も出始めた。

はしかは40度前後の高熱や発疹が出るウイルス性の感染症。空気、飛沫(ひまつ)、接触で感染し、死亡例もある。かつては国内でも年間10万〜20万人の患者がいたとみられる。2006年にワクチンの定期接種が1回から、1歳と就学前の2回に増え、15年に流行を抑え込む「排除」を達成した。しかし、今回のように海外からの渡航者や帰国者がウイルスを持ち込む可能性がある。昨年もインドネシアから帰国後に山形県内を訪れた男性がはしかを発症。県外にも広がり50人超の感染者が出た。沖縄では、38人の患者のうち12人はワクチンの接種歴が「なし」あるいは「1回」、23人は打った記憶がないなど接種歴が「不明」だった。

今後県外へ感染が拡大する可能性もあり、沖縄県は沖縄に訪問後にはしかに似た症状が出た場合は医療機関に相談するよう呼びかけている。感染症に詳しい岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は「沖縄の例をひとごとと思わず、ワクチンの2回接種で自分の身を守り、他の人へ感染を広げないようにして欲しい」と話す。

<引用終了>

出典Web:https://www.asahi.com/articles/ASL4B4S45L4BULBJ006.html

今日の様に人の行き来がワールド・ワイドになりますと、どっかしらで誰かが拾ってくる可能性は排除できない訳で。只それを個人レベルにとどめられるか、今回の様に拡散されて仕舞うか、という点は矢張り予防接種しかない訳で。
わたくしの餓鬼がまだ小学校に上がる前、同じ年ごろの子供を持つ親御さんのうち、「はしかなんでどうせ罹りや免疫が出来るんだから、態々他界お金払って予防接種なんか」という(わたくしからすれば)噴飯物の主張を支持する人々が少なからずいて、一驚を喫したものです。

はしかは昔は「赤もがさ」と呼ばれて、相当恐れられた怖い病気、なのですがねえ。とりあえずは沖縄でも、これ以上流行が広がらない様に希望したいものです。

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