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2017年09月15日23:57

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新譜之雑談帖(その421)―ロシアン・シンフォニック・アンソロジー(56CD)スヴェトラーノフ

さて。今年の5月にロシアの名指揮者スヴェトラーノフによる、ロシアの作曲家の録音集成が出ましたが、今回その続編発売告知が出ました。今回はグラズノフ、スクリャービン、ラフマニノフと云った所の作品の録音が収録されて居ります。共演者の顔ぶれも、リヒテル、ロストロポーヴィチ、オイストラフ、コーガン等、同時代の錚々たるソリストが顔を並べていて、実に壮観。

56枚目のCDには、スヴェトラーノフ自身のピアノ演奏、そしてマヤコフスキーの詩の朗読も収められているので、スヴェトラーノフ・ファンの人が随喜の涙に咽る事請け合い、ではないかと思います。それにしても―相当の年数が掛かってはいますがーよくもまあ、これだけの録音を残したものでありますねえ。

当時のソビエト連邦の国威発揚の側面もあったのでしょうが、これだけ広汎に作曲家の作品の録音ができる指揮者、というのはもう現れないでしょうね。当然使命感もあったと思いますが、それにしても大したものであります。
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