mixiユーザー(id:5087127)

2017年09月10日19:46

521 view

ローカルニュース之雑談帖(その209)―古木の倒壊

神社にある太い木には、注連縄が張られている事が良くあります。大木は何か畏敬の念を起こさせるものがある様で、貴人との関わりがあるとされる事も。数年前に惜しくも折れてしまいましたが、鎌倉の鶴岡八幡宮の大銀杏も、そうした典型的な例ではないか、と思います。
滋賀県には、菅原道真手植えの欅の木があったそうですが、惜しくも折れてしまったそうで。

<引用開始>

菅原道真植えた伝説の巨木が倒壊…高さ15メートル幹から折れる 滋賀・長浜

 平安時代に菅原道真が植えたとの伝承がある古(こ)刹(さつ)、菅山寺(滋賀県長浜市余呉町坂口)のケヤキの巨木(県指定自然記念物)が幹から折れて倒れていたことが7日、分かった。寺のシンボルとして人気を集めていた。ケヤキの巨木は山門の両側に2本立っており、倒れたのはそのうちの1本。県自然保護課によると、幹回り6・2メートル、高さ15メートル。幹の内部は腐食して空洞化しており、先月初めの台風5号の影響の可能性があるという。もう1本の巨木は無事だった。

2本の巨木にはしめ縄が張られ、地元では信仰の対象としても親しまれていた。菅山寺に住職は住んでおらず、今月3日に自然観察に訪れた市内の男性が発見した。保存樹を担当する同市都市計画課は「時代の移り変わりを見てきた歴史的に由緒ある巨木だけに、とても残念だ」と話している。

<引用終了>

出典Web:http://www.sankei.com/west/news/170908/wst1709080017-n1.html

木材としてのケヤキは、堅くて摩耗に強いそうですが、それだけに折れて仕舞ったのがちょっと残念。

実はわたくしが昔住んでいた川崎北部には、「弘法の松」と呼ばれる松がありました。伝説によると、この地を訪れた弘法大師は谷の多い景観に感心して、谷が100ある様ならばここにお堂を建てよう、と思ったのですが数えてみると99しかなくて断念する事に。
しかし残念に思った弘法大師は、此処に松の木を植えて去っていったという事で。生憎わたくしが住み始めた頃には、落雷の為(一節によれば洞にいた浮浪者が、暖を取る為に炊いた火が元で)焼けて仕舞って、焼けた後の大きな幹の一部が5〜6メートル程残されていたのですが、これも後に切られて仕舞って、大きな切り株だけに。今はその切り株もなくなってしまった様で。

自然が相手なので致し方がありませんが、残ったもう一本の欅が、末永く歴史を刻んでいく事を望みたいものです。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する