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2017年09月04日00:46

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新譜之雑談帖(その417)―クラウディオ・アバド・オペラ全曲録音集(60CD)

わたくしの嫌いな指揮者の最たる一人である、某クラウディオ・アバドはオペラの全曲盤もかなりの数残しているのは、わたくしでも認識して居ります。さて、その某ア〇ドがDGに残したオペラの全曲盤(並びに序曲集・アリア集)をまとめたボックス・セットが発売される、との事。

わたくしに取りまして、某〇バ〇の残した録音なぞは、その大半が関心の対象外なのでありますが、それでも前世紀にロンドン交響楽団を指揮して録音した『セヴィリヤの理髪師』『カルメン』と云った所は、世評が非常に高かったのを記憶して居ります。また、スカラ座を指揮しての『マクベス』『シモン・ボッカネグラ』当たりも、当時絶賛されていたのは、老朽化著しい脳味噌にも記憶に残っている所。

交響曲・管弦楽曲の指揮者としての某ア〇ドは、わたくしに取りまして―幾つかの例外を除きまして―聴いていて腹が立って来る代物が多く、幾ら手を変え品を変えしても、全く購入意欲をそそられないのでありますが、オペラに関しては―度々言及している様に―オペラの音盤を聴く、という習慣が殆どないので、全録音集成が出た所で、ああ、そうかいという反応しか出てこないのでありますが。

それでも前世紀末迄は、ちゃんとしたオーケストラなり歌劇場なりを指揮して、録音していたものの、今世紀に入ってからは経験の少ない若造どもや、オペラ演奏の機会の少ない室内オーケストラ相手なら、、自分の薄っぺらな音楽性が誤魔化せると踏んだからか、或いはちゃんとしたオーケストラなり歌劇場を指揮した所で、録音が売れないからなのか。いずれにせよ、そうした演奏団体と組んでの録音が大半を占める様になりました。

この辺がわたくしの、某〇バ〇嫌いの神経を逆撫でする振る舞いでありまして。まあ因循姑息にして頑迷な音楽的嗜好の持主であるぢぢいの一人や二人、どう思おうと知ったこっちゃないでしょうが、某ア〇ドなんぞの演奏を聴いて腹を立てている時間が勿体無いので(以下自粛)。

尤もかねてから某〇バ〇はオペラの演奏に秀でている、との評は頑迷なるわたくしの耳にも届いておりまして。ロンドン交響楽団と組んだ『セヴィリヤの理髪師』『カルメン』くらいは、聴いてみようか、と思わぬ事もないのではありますが。それにしても随分とまあ、リソースを無駄に費やす音盤を拵えたものだなあ、と変に感心して今回の録音集成に言及した次第。

まあ歪な音楽的な嗜好の持主の戯言、でありますからその点はご容赦いただきたい、と思います。
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