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2017年07月19日00:20

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点鬼簿之雑談帖(その93)―砂川啓介氏の訃報

昨日はどうしたものか、著名人の訃報が相次ぎました。その中でもわたくしが最も寂寥感を強く感じたのは、タイトルにも掲げました、砂川啓介氏の訃報でありましたね。わたくしに取りましては、餓鬼の頃に見ていた、「おかあさんといっしょ」の体操のお兄さんのイメージが強烈でありまして。

<引用開始>

俳優砂川啓介氏死去 声優大山のぶ代さんの夫

NHKの子ども番組の初代「体操のお兄さん」を務め、声優の大山のぶ代さんの夫としても知られる俳優の砂川啓介さんが今月11日、尿管がんで亡くなりました。80歳でした。砂川さんは昭和12年に東京で生まれ、昭和36年にNHKの子ども番組「うたのえほん」で初代「体操のお兄さん」に抜てきされました。

昭和41年に「うたのえほん」が「おかあさんといっしょ」に統合されてからも「体操のお兄さん」として活動を続け、多くの子どもたちから人気を集めました。その後も俳優として活動を続ける一方、人気アニメの主人公、「ドラえもん」の声などを演じた俳優で声優の大山のぶ代さんと結婚し、仲のよい夫婦として知られていました。

おととしには大山さんが認知症になったことを公表して、介護の日々をつづった本を出版するとともに会見を開き「元気で賢かった妻が認知症になったという現実が受け入れられなかったが、世間に公表したことで私自身が楽になったせいか、最近は妻にも笑顔が増えてきたように感じます」と胸のうちを語っていました。所属事務所によりますと、砂川さんは去年尿管がんと診断され治療を続けていましたが、今月11日、東京都内の病院で亡くなったということです。
また大山さんは現在、東京都内の介護施設で暮らしているということです。

<引用終了>

出典Web:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170718/k10011063641000.html

少し前に、本屋で「娘になった妻、のぶ代へ」の文庫版を読み、自身の癌が発覚し、奥さんの大山のぶ代さんと介護施設に入所させるを得なくなった経緯が記されていて、ちょっと胸の塞がれる思いがしたものですが、これほど早く訃報に接する事になろうとはねえ。

先に記しました様に、わたくしがそれこそ小学校に上がる前の洟垂れ小僧の頃、「元気にいっちに、おはようさん、お手々を振っておはようさん」から始まる体操の歌、そして画面に登場する体操の御兄さんの砂川啓介さんの姿は、子供心に強く焼き付けられたものでありました。
その後確か青島幸男主演の、最初の「いじわるばあさん」に、いじわるばあさんの家の下宿人、万年さんという浪人生役で出演していたのを覚えていますが、どうも体操のお兄さんが役者さんとして登場するのに、違和感を感じたものでした。

嘗て子供の時分に、テレビでしょっちゅう接していた「体操のお兄さん」の訃報に接し、寂寥感は一塩のものがあります。奥様はこれからどうされるのだろう、という所も気にはありますが、気にした所で何かの役に立つ訳でもないので、せめて穏やかな日々を過ごされる事を念じつつ、個人の御冥福を心よりお祈り申し上げます。

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