先日、東海道新幹線用新型車両の話題を取り上げましたが、今度はJR東日本が時速360キロを出せる、新型車両の開発に着手する、とのニュースが。時速360キロ、と言いますと秒速100メートルの計算になりますが、「狭い日本、そんなに急いでどこに行く」という交通安全の標語(古い話ですね)を思い出すのは、わたくしだけでありましょうか。
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新幹線に新型試験車両「ALFA−X」導入 目指すは360キロ運転
JR東日本は4日、次世代の新幹線開発を目指し、新たな試験車両「ALFA−X(アルファエックス)」を導入すると発表した。現在より40キロ速い時速360キロでの営業運転に向け、安全性や快適性を検証する。結果を反映した新型は、北海道新幹線が札幌まで延伸する2031年春ごろまでに完成させる方針。JR東によると、アルファエックスは10両編成で、試験での最高速度は時速400キロ程度。19年春に完成させ、主に東北新幹線で試験走行する。
高速走行時に問題となるトンネル進入時の騒音を抑えるため、新幹線の先頭車両は「鼻」を長くしている。アルファエックスは両端の一方の鼻を現行のE5系と同程度とし、もう一方はさらに長くして効果を検証する。地震で大きく揺れても脱線しにくい台車や、走行時の揺れを少なくする装置を搭載。騒音が少ないパンタグラフやブレーキを開発するためのデータも集める。
<引用終了>
出典Web:
http://www.sanspo.com/geino/news/20170704/sot17070418160010-n1.html
JR東日本としましては、東北・北海道新幹線の速達性を確保したいのでしょうが、わたくしとしましてはそんなに最高速度向上に血道を挙げなくても、東京〜大宮間の最高速度を5割増しくらいにすれば、いとも容易い事だと思いますがねえ。何しろこの区間は、昔の「ソウオンガー」「カンキョーガー」と騒ぎ立てる連中の妨害工作で、最高速度が今でも110キロに抑えられていますし。この区間は大体30キロくらいだそうでして、この区間のスピードアップを図れば、北海道迄の到達時間など、今でも簡単に4時間を切るくらいは楽勝の筈。
在来線規格の貨物列車とのすれ違いの為に、技術的には140キロ以上は(現状では)出せない、青函トンネルの前後の区間と違って、この区間はスピードアップには、何の困難も(技術的には)ない筈なんですがねえ。こうした訳の解らぬ(以下自粛)。
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