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2017年06月13日23:58

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新譜之雑談帖(その391)―ギーゼキングの録音集成2組

ワルター・ギーゼキングは、ステレオ録音が実用化される直前に他界した演奏家、でありますが残された音盤は様琴愛好家にとっては、絶対的な位置を占めるものであるらしく、古いモノラル録音が繰り返し再発されているのはわたくしの如き門外漢でも知る処。さて、そのギーゼキングの録音が再発される事となりました。

ギーゼキングがドビュッシーの演奏に長けていた事は、わたくしの様な門外漢(マタヤマタヤ)でも知っている所であります。ベルガマスク組曲等を収めた一枚は、わたくしも持っておりまして(実はこの一枚が、ソリストとしてもギーゼキングの演奏で、唯一の所蔵盤)。モノラル録音なのがちょっと残念なのですが、成程ドビュッシーのピアノ曲はこんな風に演奏するのか、とわたくしの中では規範となっている一枚。本当が全録音集が欲しかったのでありましたが、わたくしがこの音盤を購入した当時は、輸入盤でのギーゼキングによるドビュッシー録音はこれだけでした。

が、事もあろうに今頃になって、またまた御蔵出しが大好きなワーナー・クラシックスが、ギーゼキングのドビュッシー全録音集を出す、との告知が。ううう、なんてこったい。

と思ったら、DGはDGで、バッハの平均律のラヂオ放送用録音を出す、との告知を。何もそんな物を、と一瞬思ったのですが、この録音は夙に有名な録音の様で、これまでも幾つかのレーベルで発売されてきたもの。ううむ、ドビュッシーの方は大分心が揺れているのでありますが、バッハ迄手を出すべきか。ますます収拾がつかなくなる予感がビンビン、なのですがどうしますかねえ。
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