最後にモジョでライブを楽しんだのはいつだろうとミクシィ日記の記録で確認したら、昨年十二月二十九日の中村まりさんライブだった。
おー! なんということ! 半年もご無沙汰してしまったのは初めてだ。
ということで、ときどき開催されているシリーズイベント「BED TOWN」に参加した。
しょっちゅうモジョライブを楽しんでいたときは、未知の出演者をユーチューブで見て興味が湧いたら行くというやり方だった。しかし今回はめずらしく日曜午後の開催という健康的なスケジュールだったため、こんなチャンスはめったにないと即決した。
出演者は豊田道倫さん・宇波拓さん、アチコさん、井手健介さん・清岡秀哉さん。
事前にマスターから、どの方も詩を聞かせるタイプと予告されていたとおりのしっとり系で、それはまったく問題ないのだが、ぼくとしては消化不良なライブとなってしまった。
メインの豊田道倫さんは典型的なフォークソングを歌ったのだが、おそらくボイストレーニングなどというものは受けたことがないのだろうなと思わせるほど説得力に欠けていて心に響かなかった。また、そこにコンピューター音を重ねる宇波拓さんの技術も未熟だったように思う。それは二人が調和していなかったという意味ではない。意図的に調和させない音楽というものもあるからだ。しかし今回の場合、二人とも調子が悪かったのか、調和させようとしているところでも一体となっていなかった。ぼくは途方にくれてしまった。
ただこれはあくまでもぼく個人の見方である。途方にくれてしまったのはぼくの音楽への理解が狭いだけということは充分にあり得る。じっさい、会場全体としてはなかなかに盛り上がっていたのだから。
こういう音楽もあるんだということを勉強させてもらったライブだった。
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