mixiユーザー(id:35851342)

2017年06月07日18:45

18 view

不可能になった楽しみ方

 現在三十歳以上の熱心なプロ野球ファンのなかには、映像はテレビ、音声はラジオという楽しみ方を経験した方は多いと思う。
 ぼくもその一人だ。浦安で一人暮らしをしていた三十代前半のころなどは、その日のラジオ解説者一覧を見て広岡達朗氏の名前を見つけたときには、その瞬間からワクワクした。そしてそれが平日だった場合にはダッシュして会社から帰宅して楽しんだものだ。
 しかし今はそういう楽しみ方は不可能になった。
 面倒になったとか野球に対する情熱が冷めたなどというメンタルな理由からではない。やろうと思ってもできなくなったのだ。先日、久しぶりにテレビとラジオをプロ野球中継に合わせて分った。
 時間差があるのだ。
 ラジオで「ピッチャー、投げた。バッター打ってファール」といったアナウンサーの声に遅れること約二秒、その場面がテレビに映る。
 一瞬キョトンとしてしまった。だがすぐにピンときた。地デジ放送のせいで時差が生まれるのだ。2011年7月24日にアナログ放送が終了し、地上デジタル放送に切り替わった。つまりそれ以降、そういう楽しみ方はできなくなっていたのだ。
 仕方ないとはいえ、おもちゃを一つ取り上げられた気分になった。

 写真は昨日食べたモジョの絶品料理。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する