日本人でありながら日本語って変？と思うことシリーズの第３弾
日本語には，countable と uncountableな数え方が混在している？
大抵の日本人は，英語を勉強するときに，countable（可算名詞） と uncountable（不可算名詞）に悩まされるらしい。実をいうと，私は，あまり困らなかった。英語をならい始めたときに，アメリカ人に
「try to count」
とアドバイスを受けて，物については，単純に「ひとつ，ふたつ，……」と数えられるかどうか，動作にいては，単純に「一回，２回，……」と数えられるかどうかで区別してしまった。もちろん，例外も多くありますが。
具体的には，水（などの液体）は，コップに入れないと一つ，二つ……と数えられないから，uncountable。布，紙，肉などは，切らなければ，一つ，二つ……と数えられないからuncountable。日本語で…性，…類となるようなものは，一つ，二つ……と数えられないから，uncountable。という具合に。
例外は，鉛筆。鉛筆は真ん中から切れば，２本になりますが，countable。
長ずるに及んで，外国人が，数えるのに使う数詞”個””本””台”の使い分けに苦労していたので，裏ワザ的に下記のようにいいました。
�／瑤�方は，ひとつ，ふたつ，みっつ，……でごまかせばよい。これだと，数詞がいらない。
�⇔祿阿蓮ど曄せ罅て�。これは，１枚，２枚，または，１キレと言った方がいい。
パックされているものであれば，ひとつ，ふたつ，みっつ，……でＯＫ
��水も，コップ１杯，２杯といったほうがいい。ボトルに入れてあれば，ひとつ，ふたつ，みっつ，……でＯＫ
そんなとき，よくある質問が
「なぜ日本語には，２種類の数え方があるのですか？」
そんなときには，私は，
「英語にも，２種類の数え方があるじゃないですか，ひとつ，ふたつ，みっつ…は，one, two, threeに相当する数え方で，イチ，ニー，サンは，mono-,di-, tri-,に相当する数え方」
と答えると，皆納得。その後，
「日本語にも，countable（可算名詞） と uncountable（不可算名詞）の区別があるようですね。ひとつ，ふたつ，みっつ…と，数えられるものと，そうでないものはどうやって区別しているのですか？」
と鋭い突っ込み。これには，私も絶句。無意識のうちにやっているので全く見当がつかない。
しかしながら，日本語の数え方に，数詞が必要となるのは，uncountableに適用可能な数え方を，countableに対しても行っているというので，納得してもらえました。
ひとつ，ふたつ，みっつ…と，数えられるものと，そうでないもの区別は，日本人でも，非常に厄介です。
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