今回もキリスト教ネタの話。と,言っても,復活祭などの重たい話ではありません。
日本の大部分のキリスト教の教会(日本キリスト教協議会および日本カトリック中央協議会に加盟あしているような教会)は,「新共同訳」(1988年)を使っているところが多いです。また,ネット上の引用でもでも大部分が,「新共同訳」を引用することが多いようです。
この「新共同訳」には,続編(Apocrypha)が含まれてiいるものが多いです(カタログ上は続編なしのもあるようですが)。母などは,新共同訳が出るや否や手に入れて,続編を読んだようです。女性の悪口を書いてるところが結構あって,
「女性の悪口ばかり書いてある」
牧師さんに,とこぼしたところ,
「男が書いたものだから……」
と,答えられたと伺っています。私は,少し遅れて,横組みの1995年版を購入しました。そのため,近年の聖書は,世界的に,続編を含むのが当たり前だと思いこんでいました。
マレーでは,当たり前ながら,英語版が必要となりますので,どうせ買うなら続編がついているものを買おうと思っていましたが,紀伊国屋やその他大きな書店(MPHなど)でもみつかりません。英語版で,popularなのは,
KNIV (New King James Version ) 主に 英国,欧州系
NIV (New Internatonal Version) 主に 米国系
ですが,そのどちらにも,続編が含まれていません。そこで,こちらの牧師さんに,思い切って,
「NKJVのような英語版には,なぜ,続編がないのですか?日本語版には,続編もついているものが多いのですが」
と質問しました。すると,牧師さんは,非常におどかれていました。実際に,日本語版(新共同訳)を持って行って,目次のところを紹介したところ,なかば,信じられないようでした。牧師さんですら,存在はしっていたが,実際に読んだことはあまりない,とのことでした。
どうも,
「近年の聖書は,続編を含むのが当たり前」
という日本の常識は,世界の非常識だったようです。
ログインしてコメントを確認・投稿する