米国の俳優ロバート・ヴォーン氏の訃報が伝わりました。享年83との事。また一人、懐かしい思い出のある役者が幽明境を異とする事となり、寂しい思いがしますね。
<引用開始>
米俳優のロバート・ボーン氏死去
ロバート・ボーン氏(米俳優)AP通信などによると、急性白血病のため11日、米ニューヨークの病院で死去、83歳。
ニューヨーク生まれ。両親とも俳優だったが生後半年で離婚、中西部ミネソタ州ミネアポリスの祖父母に育てられた。カリフォルニア州立大在学中から演劇を志し、57年に映画初出演。
60年、黒沢明監督の「七人の侍」を下書きにした西部劇映画「荒野の七人」に出演。64年からテレビシリーズの「0011ナポレオン・ソロ」に主演した。同シリーズは日本でも放送され、大人気となった。80年の日本映画「復活の日」などにも出演した。
<引用終了>
出典Web:
http://jp.reuters.com/article/idJP2016111201001402?il=0
わたくしにとってロバート・ヴォーンと言えば、記事にもありますテレビ映画の「0011ナポレオン・ソロ」でありますね。わたくしの両親は(多分この世代の人は、こうした傾向の人は多いのではないかと思うのですが)、1960年代のアメリカ製テレビ・ドラマが大好き、でありまして。以前にも記した事がある、わたくしが恐怖のあまり号泣した「ヒッチコック劇場」を始めとして、「ララミー牧場」「ローハイド」「アンタッチャブル」等々の番組を見た記憶が。
尤も具体的なお話の内容は、殆ど記憶に残っていないのですが(流石に幼稚園〜小学校低学年の頃の御話ですので)、その中でもナポレオン・ソロは母親が御贔屓で良く見ていたものです。
ナポレオン・ソロの放送が終わって数年後、『刑事コロンボ』のシリーズでロバート・ヴォーンが犯人役で出て来た事がありましたが、母親は「もうすっかり小父さんになっちゃって。ナポレオン・ソロの頃の精悍さがすっかり無くなって仕舞った」と大いに嘆いて居りました。
ちょっと前にケーブルテレビで、このナポレオン・ソロを放映していたので何本か見たのですが、その後の様々なテレビドラマを見て来た目からすると、ストーリー展開の古臭さは否めない所でありましたね。また、母親が嘆いていた程の、このシリーズの頃と刑事コロンボに登場した頃の差は感じられませんでした。
これは更にその後のBBCのテレビ・シリーズ、『華麗なるペテン師たち』に出て来る、更に年を取ったロバート・ヴォーンを見慣れていたからかも知れませんが。
嘗てテレビで御馴染みであった俳優さんの訃報に、哀惜の念は尽きぬ事を知りません(ちょっと大袈裟)。謹んで故人の御冥福を御祈りしたいと思います。
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