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2016年11月10日23:58

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新譜之雑談帖(その334)―ダヴィッド・オイストラフ・エディション(22CD)

オイストラフが没したのは1974年ですから、今からもう40年以上の前の事。当時わたくしは高校生でありました。当時良くクラシック音楽談義を交わしていた、友人のK君は大のオイストラフ・ファンでありまして。オイストラフの訃報を伝えると、酷くショックを受けていたのを覚えて居ります。

わたくしは長年、ヴァイオリン曲並びにヴァイオリニストに関心が薄く、音盤をそれ程購入した来ていなかったのですが、オイストラフはその朗々たる響きが割に好きでありまして。只、聴きたい曲(旧EMIへ録音した、ベートーヴェンとブラームスのヴァイオリン協奏曲)が中々輸入盤で発売されず、先年旧EMIから録音全集が発売された時には、散々迷った挙句遂に手を出した記憶が。

その後オイストラフの録音は纏まる機会が無かった様に記憶していますが(あくまで輸入盤でのお話)、この程DGよりDG、ユニバーサル傘下のデッカ、旧フィリップス、ウエストミンスターへの録音が纏められる事になった、との事。些か遅きに失した感がなくも無いのですが(個人的には)、それでもオイストラフの音盤を蔵していない向きには、中々好企画の録音集成ではないか、と思います。

尤もわたくしは、オイストラフの音盤で、この録音集成に含まれている録音は既に入手済でありますので、流石に改めて手を出そうとは思いませんね。それにしてもDGは、どうしたはずみか、旧ソビエトの弦楽演奏家2人(ギドン・是―メルとムスティスラフ・ロストロポーヴィチ)の録音集成の発売予定を組んで居りまして(クレーメルの録音集成は、既に発売になった様ですが)。何か意図するところがあるのでしょうか。
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