『ソーセージ・パーティー』

『ソーセージ・パーティー』

　お客様は神様です。
小売店の商品にとっても＜自分たちを購入してくれる＞客は楽園へ導く神様のように思っている。
ソーセージ（なぜか男性）がパン（なぜか女性）に恋して合体する日を夢見る。
そのためには同じ客に買ってもらうしかない。
そして運命の日は訪れたかに思えたのだが…。

　スーパーの商品の擬人化作品だが、お下品でお下劣。
R15＋指定だが、内容はむしろ15歳以下向けと言っていい気もする。
声の出演以外に脚本も手掛けたセス・ローゲンはきっと酔っぱらってか、一発決めて思いついたに違いない。
真面目に会議室で作られたとは間違っても思いたくない。（笑）

　「長い」とか「太い」とか「先っちょ」だといった中学生レベルの下ネタのオンパレード。
悲しいかなこれで笑える年頃は過ぎてしまった。（苦笑）
逆に言えば、指向がドンピシャの方には至福の時が得られるかもしれない。
個人的に笑ったのはミート・ローフの下りなのだが、日本では知名度の低さがあって反応が薄いのは致し方ないか。
キャラクターの名前はよく見るとユニーク。
ジェームズ・フランコ、エドワード・ノートン、サルマ・ハエック、ポール・ラッド、クリスティン・ウィグなど声のキャストが何気に豪華なのでそれぞれのファンは楽しめるかな？

　R15指定になったのはエロだけじゃなくグロでもあるからだろう。
マッシュアップという表現は勉強になった。実生活で使えるかな？（笑）
あれ？案外褒めている？