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2016年09月29日02:36

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『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に

 リチャード・リンクレイター監督(『6才のボクが、大人になるまで。』)による青春グラフィティ映画。
タイトルにもなっているヴァン・ヘイレンの曲やブロンディなど懐かしいメロディにしばしタイムトリップする。

 野球推薦で入学することになったジェイクが高校を卒業後、大学生活に入る直前三日間のバカ騒ぎを個性的な野球部員とのユーモラスな日常で描き出す。
思わず「若いっていいなぁ」と(苦笑)思い起こしてしまう。
お国事情は違っても思春期の野郎が考えることなんて似たようなもの。
アルコールにマリファナ、それと女の子。目がハート
手あたり次第ナンパしまくり、明日のことなど考えずにバカ丸出しで生きていく姿は、「青春だよな」と。
そして大人になった今は、もう二度と手に入らないことを知っている。

 さすがにアメリカと日本では体の発達具合が違うと変な所で感心しきり。(笑)
やることなすこと下品でくだらないことばかり、人生を浪費するなと諭したくなる気分になる向こうにかつての自分の姿がよぎる。
自信過剰な口ひげのピッチャー役がヤバいほどにオカシかった。
彼らはこれから社会に出て痛い思いや数々の挫折を繰り返すのだろうが、学生時代のモラトリアムでしか見られない“刹那の甘い夢”はこの時期なればこそ。

 青春時代を遠く離れて行き詰っている人たちもジェイクらの根拠のないバカみたいなポジティブさに触れたら肩の荷も軽くなるのでは?あせあせ

 80年代の洋楽ファンなら一度は耳にしたであろうヒット曲の数々も郷愁を誘う。
サントラを聞くつもりくらいで楽しむのが良い映画なのかもしれない。

フォト


 映画と直接関係ないけど、映像の色合いがおかしかった。
テレビの色彩調整をいじればわかるが黄色が強くて赤みが弱い。
おそらく『色合い』の緑系が強いか、『色相』のYが強い。もしくは『色温度』が低い気がする。
本編前の別の作品の予告でもそうだったので、機械的な問題かとは思う。
試写会とはいえ監督の意図していない色合いで評価をされるのは気の毒…。涙
(本来、映画上映じゃない場所ならともかく…)

試写会@ユーロライブ
11月公開。新装武蔵野館のこけら落とし作品だそう。

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