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2016年08月26日00:48

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自然科学之雑談帖(その23)―太陽系外恒星系での惑星発見

近年は観測技術の長足の進歩により、色々な恒星に惑星がある事が段々解ってきました。大変な物だよなあ、とわたくしは技術の進歩に只驚くばかり、なのでありますが(素人なので)、今度は太陽系から一番近い恒星にも、惑星がある事が解ったとの事。しかも距離からすると、生命が存在している可能性もある、と云うのでありますから。

<引用開始>

4光年先に地球に似た惑星 英チーム発見

太陽系から最も近い約4光年離れた恒星の周りに、地球に似た温暖な環境を持つ可能性がある惑星を発見したと、英ロンドン大クイーンメアリー校などのチームが24日付英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。太陽系外の惑星としては、これまで見つかった中で最も近い。地球と同じような生命がいる可能性もあるという。海外では、将来この恒星系に超小型の高速無人探査機を送る構想がある。

惑星は、地球から4.2光年と最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」の周りを回っており、チームは「プロキシマb」と名付けた。岩石でできており、重さは地球の1.3倍ほど。プロキシマ・ケンタウリは太陽の7分の1程度の大きさで、発する熱や光も弱いが、惑星はこの星から約750万キロ(太陽―地球間の20分の1程度)という近い軌道を回っているため、温暖な環境とみられる。11日程度で1周するらしい。

チームは欧州南天天文台の装置などを使い、プロキシマ・ケンタウリを観測。わずかに揺れていることを突き止めた。観測データを分析し、揺れているのは、周りを地球に似た岩石質の天体が回って引っ張っているためだと結論づけた。プロキシマ・ケンタウリは地球から最も近い恒星系であるケンタウルス座アルファ星をつくる3つの恒星の1つ。現時点の宇宙船技術では到達するのに約3万年かかるが、宇宙物理学者のホーキング博士らは、光速の5分の1の速さで飛行し、この恒星系に20年程度で到達できる超小型探査機を開発し、生命体を探す計画を4月に発表している。

<引用開始>

出典Web:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25H1R_V20C16A8000000/?n_cid=TPRN0001

引っ張って来た写真は、この惑星の想像図でありますが、実際に観測機を飛ばして、と云うのは未だ遠い将来の事になりそう、ですね。しかし宇宙空間上では、尤も近い恒星と言っても4.2光年と言いますから文字通り天文学的な距離。光の速度で5時間ほどの冥王星に到達する迄、10年がかりでありますし。更に40年近く前に打ち上げられた、ボイジャーが漸く太陽系を出た、と云うのですから、この惑星に探査衛星が届くのは、何時頃になるのやら……

漫画や小説では、『ワープ』で簡単なんですがねえ。現実は厳しいなあ。
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