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2016年08月01日00:23

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点鬼簿之雑談帖(その72)―九重親方の訃報

此処へ来て如何なる理由か、点鬼簿乃雑談帖を記す機会が増えていますが、昨日はまた大相撲の九重親方こと元横綱千代の富士の訃報に接する事となりました。嗚呼……

<引用開始>

元横綱千代の富士の九重親方が死去、61歳 史上3位の優勝31度

大相撲の第58代横綱千代の富士として史上3位の優勝31度を誇った九重親方=本名・秋元貢=が31日、死去した。61歳。北海道出身。昭和45年秋場所で初土俵を踏み、49年九州場所で十両へ昇進し、50年秋場所で新入幕を果たした。56年初場所には関脇の地位で初優勝し、大関昇進。同年名古屋場所後に横綱の地位に就いた。

軽量ながら鍛え上げられた肉体で、右前まわしを引きつけての速攻や豪快な上手投げを得意とした。精悍な風貌から「ウルフ」の愛称で親しまれ、角界初の国民栄誉賞を受賞した。平成3年夏場所限りで引退。横綱在位は北の湖に次ぎ史上2位の59場所だった。通算勝ち星1045勝は歴代2位。4年に九重部屋を継承し、大関千代大海や小結千代鳳ら多くの関取を育てた。20年初場所後に日本相撲協会の理事となり、協会ナンバー2の事業部長に就きながらも26年の理事候補選では落選した。

27年5月には60歳を前に歴代横綱10人目の還暦土俵入りを披露したが、同年9月に早期の膵臓がんで手術を受けていたことを公表。今年1月の理事候補選は、支持票の不足から土壇場で出馬を断念した。

<引用終了>

出典Web:
http://www.sankei.com/sports/news/160731/spo1607310022-n1.html

故人を貶める意図はないのですが、力士としての燦然たる実績に比べてそれ以外の部分では色々と摩擦もあった様で。昔からの相撲好きならば良く知られていると思いますが、部屋の弟弟子を苛めて廃業に追い込んだり(この弟弟子が、大関の北天祐の実の弟だったので、両者の取り組みは遺恨の絡んだ一番になりましたね)、相撲協会の理事選の際には、自分の師匠筋(正確に云うと兄弟弟子になる様ですが)にあたる元横綱北の富士の寝首を掻く様な所業があって、それが原因で北の富士が相撲協会を離れる事になったり。

上記の記事にもある様に、理事に落選したのも人望の無さが原因の一つ、と云うゴシップめいた記事も目にした記憶があります。プロ・スポーツの世界は、矢張り狭い社会なので、些細な事でも摩擦に繋がりやすいのでありましょうが、それを割り引いても問題になる様な言動が皆無であった、とはちょっと云い難い様な。

昨年膵臓癌の手術をした、と云う報道に接し、膵臓癌が発見が遅れがちで、予後も余り良好とは言えない所から、大事に至らなければ良いがなあと思っていたのですが、これ程早くに悲報に接する事になるとは思いもよりませんでした。年齢もわたくしとは2歳しか違わないし……

謹んで故人の御冥福を御祈り申し上げたい、と思います。
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