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2016年04月28日01:03

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経済之雑談帖(その12)―証券会社の経営統合

わたくしも嘗て籍を置いた、金融業界は平成の御代に入ってすっかり形態が変わって仕舞いました。銀行は嘗ては都市銀行>三大長期信用銀行>地方銀行、と云うすみ分けがすっかりなくなって仕舞い―そもそも長期信用銀行(興銀、長銀、日債銀)は全てこの世から消え去って―メガバンクと云う形に集約されてしまいました。嘗ては就職先として人も羨んだ銀行だったのですがねえ。
証券は四大証券>準大手と云った区分が、わたくしの古巣であった某山一證券が木っ端微塵に消え去り、野村を除く旧四大証券の二社、準大手どころも皆メガバンクの軍門に下った格好となり、嘗ての栄華を知る者としては、荒城の月の歌詞(昔の光今何処)を連想せずにはいられないものが。

そんな中、またまたある意味衝撃的なニュースが。

<引用開始>

三井住友FG傘下の証券2社が経営統合で調整

三井住友フィナンシャルグループ(FG)が、ともにグループの証券会社で、業界3位のSMBC日興証券と中堅のSMBCフレンド証券を経営統合させる方向で最終調整を進めていることが27日、分かった。統合の具体的な時期や方法については今後詰める方針。SMBC日興証券が個人向けを中心に法人向けや海外事業なども手掛けるのに対し、SMBCフレンド証券は株式営業など個人向けに強みを持つ。SMBCフレンド証券は三井住友FGの傘下にあるが、SMBC日興証券は三井住友銀行の子会社となっている。

両社の顧客からの預かり資産を合計すると46兆円弱。統合で相乗効果を発揮し、業界上位の野村証券や大和証券を追いかける。

<引用終了>

出典Web:http://www.sankei.com/economy/news/160427/ecn1604270046-n1.html

個人的な感想を申すならば、わたくしの知っていた金融関係者は恐ろしい程に不勉強、でありまして。悪い意味でもサラリーマン根性の沁みついた御仁が殆ど、でありました。傍から見ればわたくしも目糞鼻糞の類、だったのでしょうが、行動の規範が悉く横並び、であったのには唖然とした思い出が。

そんな体たらくで何時までもやっていける訳がなく、今日の事態を現出している訳でありまして。『平家物語』の盛者必衰、諸行無常の言葉が胸に沁みますねえ。
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