ステージから見た風景-桜組ラスト東京(03)

「すごく幸せな時間だったな
ステージから見た風景を絶対忘れないように、目に焼き付けて寝ようと思います…おやすみなさい
大好きです！」

■なつき北斗夢学院桜組3.5ラストライブ
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アイドルまたはアイドルを目指している女の子が、ときどき「見たい風景」という言葉を使うことがある。
どうやらそれは、アイドルとしての成功の瞬間を意味しているもので、大きな会場の大きなステージに立ち、会場を埋める観客たちを見ることを意味しているようだ。

多数の人々が自分（たち）のために集まり、そして熱狂している。
それが、彼女たちの望む「ステージから見た風景」なのだろう。
それを見ることが出来るには、それに相応しい「努力」をした者に限られる。
それは、人並みの努力では叶うことのない「夢」だ。
ただ、難しいのは、努力は必要条件であっても、十分条件ではないということだ。
「人気」という不安定で不確定な要素に左右される。言わば「水もの」だ。
努力が必ずしも報われるとは限らない。
努力が報われた者は、幸せだったと言うべきだろう。

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僕が「見たい風景」は、彼女たちが想い描いているものとは対極にあるかも知れない。
僕が望むのは、誰もいない空の中で、誰に見られることもなく、高いところから見る風景だ。

ただ、努力と強い意志がなければ叶うことが出来ない「夢」であるということが似ている。
そして、努力や意志だけでは叶わないことも似ているかも知れない。

パイロットになることとアイドルになること。
両極にあるようで、通じるところもある。
彼女たちの姿に、僕が心を動かされたのは、深く共鳴できる何かがあったからだと思う。

彼女が「絶対忘れないように、目に焼き付けて」おこうと思う「風景」を見ることが出来たことを心から嬉しく思う。
そのような風景を作ってくれた多くのファンたちに心から「ありがとうございました」と言いたい。

そして、僕も、ステージの上の彼女たちのことを目に焼き付けておきたいと想う。

■アイドルに関する日記の目次（2015年03月04日）
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■ALWAYS or "Smoke Gets In Your Eyes"
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